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佐賀市の水路掃除に市独自の「荷揚げ機」が導入 背景にはボランティアの高齢化【佐賀県】

2025/04/22 (火) 18:12

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佐賀市で地域住民を中心に毎年この時期に行っている水路の清掃活動。今年は初めて集めたごみや水草を引き揚げる「荷揚げ機」も導入されました。背景には、ボランティアで活動している住民の高齢化がありました。

【紺屋町自治会 音成孝男会長】
「川底から地上まで約3m近くあるんですよね、ちょっともう普通の我々だけではちょっと難しいなというのはもう現状」

佐賀市は毎年この時期を「川を愛する週間」としていて、地域の住民は水路の掃除をボランティアで行っています。この日佐賀市紺屋町では自治会から約100人が参加しましたがその多くは長年同じメンバー。働き盛りの若い人は声をかけても集まらず参加者の高齢化が進んでいます。

【住民の女性】
「前はね私たちも降りて小さい草は刈ってたんです」
「だんだん年取ってきたらね、もう下に降りれなくなっちゃったから」

【荷揚げ機使う男性】
「ひもが例えば切れたり、結びがとれた時には下に落ちるんでですね、危ないんで」

特に苦労しているのが集めたごみや水草を縄とかごを使って地上に引き揚げる作業です。地域からの声を受け、佐賀市は、少しでも負担を減らして安全な作業をしてもらおうと、「荷揚げ機」を開発し今回初めて導入しました。
ワイヤーを使い100kgまでの重量に対応しています。

【荷揚げ機使う男性】
「ワイヤーとかの力で揚げるのも簡単です、女性でも簡単に揚げれる落ちる心配もないですし、安心だと思います」

市によりますと地域の水路の清掃はボランティアに頼っているのが現状で、高齢化も進んでいることから、市では今後も荷揚げ機を活用できる地域に貸し出していくということです。
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