1. TOP
  2. 記事一覧
  3. ライフ
  4. 手荒れを誘発するのは水仕事のお湯!?手をいたわる生活とは?

ライフ

life

2022.10.27

手荒れを誘発するのは水仕事のお湯!?手をいたわる生活とは?

今回のテーマも「手荒れシーズン到来!」
これからの季節、他の季節と同じような生活をしていても、手荒れがひどくなってしまう事が多くなってくると思います。
前回、手荒れのメカニズムについてお話を伺いました。

※前回の記事  なぜ冬に手荒れが起きやすくなる?皮膚科に受診した方がいい症状とは?

また、この時季空気が乾くのと同時に、日常生活で手のバリアを奪っていく・手荒れを誘発するのは、水仕事のお湯がさらに手の脂を落として、手荒れを誘発していたんです。
では、「手をいたわる生活」というのは、どういったものなのか? お湯の温度をはじめ、生活環境で気を付けることを聞いてきました。

お話を伺ったのは「佐賀県医療センター好生館」皮膚科部長 永瀬 浩太郎さん

食器洗いは冷たい水がいい?

水が低温すぎると、手の血流が悪くなり、肌に悪影響を及ぼします。

適温は体温に近い温度。ぬるま湯と感じるくらいの34℃~36℃が良いそうです。
手袋でのかぶれなどがない方は、手袋で防いで触れないようにすると良いと思います。

長風呂は?

温度が高いお風呂に長い時間入るというのも肌には良くない。

スキンケアのタイミングは?

水や湯に触れた後は、なるべく早く保湿をした方がいいが、普段の生活の中で手がベタベタなのも難しいと思いますので、夜に休むときや手を使わない就寝中がケアのチャンス。
手を拭くときもポイント

手を拭くときも、ゴシゴシしっかり拭くと皮膚を摩擦することになるので、こすり過ぎない、強く拭きすぎないというのも大事になります。

手に負担が少ない方がいいそうです。

少し爪をのばす

指先の肌荒れがひどい人には、少し爪を伸ばすといいことも。
爪を短くしすぎると、指先の肌荒れが増えてくることも。
スキンケアの観点では、爪で指先の負担を軽減することにつながります。

もちろん状況によりけりで、小さな子どもだとかゆい所を爪でかいてしまうので、伸ばしておくとどんどん掻いてしまい逆効果になることも。

手荒れのヘルシーヒント
  • 水仕事は人肌温度で
    高温だと手の脂を持っていかれ、低温だと血行が悪化
  • 就寝中が保湿チャンス
    手を使わない時間に集中ケアが現実的
  • 強く拭かない&爪も少し伸ばす
    肌への刺激を与えないという観点も予防につながる
【2022年10月26日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
RECOMMEND