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2022.12.08

コロナ以外にもインフルエンザやノロウイルスに要注意!

ウイルスの感染拡大といえば、いまだ新型コロナウイルスなんですが、今年はインフルエンザの同時流行にも要注意なんです。

今年5~6月、先に冬を迎えるオーストラリアでインフルエンザが流行しました。季節性インフルエンザは過去にも、南半球の影響を受けて日本に広まったことがあるので要注意。と、ここまでは先週お伝えしました。

さて、佐賀県と感染症について着目すると、新型コロナウイルスの第7波流行の時、なぜか全国上位だった記憶がありませんか?ある瞬間には、陽性者の人口比率が全国最多になったこともあったそう。

専門家に聞いてみると、その背景には、佐賀の“ある種”いいところが、感染症拡大の懸念材料になったことがわかりました。

先週に引き続き、佐賀県医療センター 好生館 感染制御部部長の【福岡麻美さん】に話を伺いました。

佐賀のコロナ感染率が高かった背景は?

佐賀は同居家族が多い

1世帯当たりの人員数(2020年国税調査より)
佐賀県平均2.51人は、全国3位
(東京都/1.99人)

佐賀県の1世帯当たりの人数は、全国でもトップクラスに多いんです。子供が多く、おじいちゃんおばあちゃんと仲良く大人数で暮らしている「佐賀のいいところ」が、感染者を増やす背景となっているんです。

実際に子供の保育園や小学校、中学校で一時期クラスターがいろんな所で起こった時期があって、そうなると子供がお家に持ち帰って両親や兄弟(姉妹)、祖父母にうつす。家族みんな感染というのが凄く多かったそうです。
同居でなくとも、子どもを祖父母に預けた際に感染することも多かったそう。
同じことはインフルエンザでも起こる?

福岡さん「同じことが起こりえる。小さな子供や高齢者にうつると心配だと思います」

ワクチン接種をはじめとしたインフルエンザの感染予防にも、心掛けていきましょう!

冬に気を付けるウイルスは?

冬になるとノロウイルスに気を付けなくてはいけません。

おう吐・下痢・腹痛・子供やお年寄りは重症化。吐物を気道に詰まらせて死亡することも。
感染経路の一つは食中毒。貝類を火を通さないまま食べたときなど、具合が悪い人(感染者)が調理したものを食べて感染する。

おう吐物や下痢には、たくさんウイルスがいます。

ノロウイルスの便や吐物の処理

マスクと手袋を着用し、ペーパータオルで除去する。拭き取った後は次亜塩素酸ナトリウムで拭く

ノロウイルスはアルコールが効かない

ノロウイルスはインフルエンザやコロナと違いアルコールが効きません。

予防はお水と石けんで手洗いをする必要があります。
食事や調理の前は十分な手洗いを!

無症状でウイルスを広めることもある

感染しても無症状という人もいるそうです。

ノロウイルスも毎年のように注意喚起していますが、ここ数年の感染拡大は低調でした。

しかし、コロナから3年経って、日常生活が戻りつつあるので、感染拡大には要注意です。


ウイルス対策のヘルシーヒント 
  • インフルエンザの予防も
    南半球で流行。今年は要注意。予防接種もぜひ済ませて

  • 佐賀は家庭内感染で広がることも
    佐賀は家族の人数が多め。ウイルスは持ち込まない・感染は広げない、が大事

  • ノロウイルスは後処理が大事
    ノロも忘れちゃいけません。おう吐物などの後処理は厳重に

【2022年12月7日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】

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