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必見!ヒートショックの「予防法」「適切な対処」とは?
寒い冬、気をつけなくてはいけないのが、先週からお伝えしています、こちら「冬場は温度差に注意!ヒートショック」
のぐちクリニックの心療内科医 野口先生によりますと、その血圧の変動が原因で脳や心臓の血管が詰まったり破れたりすることがある、ということなんです。あくまでも推定値ではありますが、年間1万7000人もの方が亡くなられているそうです。
冬なので寒いのは仕方がない。でも、何とか防ぎたいところですよね。
先週に引き続き、のぐちクリニックの野口慶先生にどのようなことに気をつければ良いか聞きました。
ヒートショックの予防 入浴前
ヒートショックの予防 浴槽につかる前
ヒートショックの予防 お湯の温度 つかる時間
お湯の温度は41℃以下 つかる時間は10分程度に
お湯の温度が42℃以上になると、ヒートショックが起こりやすくなるため、お湯の温度は41℃以下。
さらに長時間の入浴で血圧低下からヒートショックを起こしやすくなるため、お湯につかる時間は10分程度に。
浴槽から急に立ちあがらない
体温が下がると血圧が下がるため、血圧が下がった状態でさらにお風呂から上がる時に急激に立ち上がると、起立性低血圧を起こします。意識を失って溺れてしまう可能性があるため、浴槽から上がる時はゆっくり立ち上がりましょう。
ヒートショックの予防 食事や飲酒
ヒートショックの予防 家族
同居者が起きているときに入浴する
高齢者の方が入浴する時は、同居者が起きてるときに入浴するようにしましょう。
- 入浴前に一声かける
同居者に一声かけて意識をしてもらうことで、例えば入浴時間がいつもより長い、入浴中に音がしなくなったなど些細な変化にも気づいてもらえるかもしれません。
ヒートショックの予防方法
ヒートショックの予防方法
- 入浴前に脱衣室や浴室を暖める
- 足の方からかけ湯をする
- 湯温は41℃以下、つかる時間は10分めやす
- 浴槽から急に立ちあがらない
- 食後すぐの入浴を避ける
- 飲酒・医薬品服用後の入浴を避ける
- 入浴前 同居者に一声かける
もし、家族などがヒートショックを起こしてしまったら…?
浴槽の中でぐったりしていたり、意識を失っている人を発見した場合は、余程の体格差がない限り1人で引き上げるのは困難です。
また、体も濡れているため引き上げる際に自分まで転んで二次災害を起こしかねません。
安全に本人を浴槽から出すことができたら、その時は安静に寝かせる。
<浴槽から出すことができた場合>
- 安静に寝かせる
- 頭部を動かさない
その時に意識がないからといって揺さぶったりすることは禁物。頭はなるべく動かさないように。まくらなども置く必要はありません。
脳出血、脳梗塞のリスクがあります。
意識があったとしても…胸痛・頭痛・体が動かしにくい・しびれ・しゃべりにくいなどの症状がある場合は、迷わず救急車をよぶ
「ヒートショックは自分には起きない、ではなく、いつ、だれに起こってもおかしくない状態です」
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