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食から心の予防を!「五月病(適応障害)」対処と予防を知っておこう
4月は、新たな環境で何かとストレスをため込んでしまう季節です。そしてゴールデンウィークなどで緊張の糸が切れ、何もやる気が起こらなくってしまうのが五月病。これは医学的には「適応障害」という診断となります。
さて、みなさんの周りにこんな症状のある方はいないでしょうか?
どれか顕著に当てはまったり、複数該当したりする場合は、五月病の兆候があるかもしれません。もし身近な人が、五月病の疑いがあったら、どうするべきか?
前回に引き続き「のぐちクリニック」心療内科医の野口慶先生に聞きました。
前回はコチラ
「まぁいいか」も大事?「五月病」の予防方法!
身近な人が五月病になったら?
無理な応援は負担を与えてしまう
「カラオケ行こうぜ」「元気出そうぜ飲み会行こうぜ」「話聞くぜ」なども、絶対にダメです。
うつになる人たちは真面目なので、動けないのにそういう誘いが来て、それに対して何とか答えようとしてどんどんドツボにハマっていってしまいます。
基本的に受け身で受け止めてあげる。
とにかく聞き役に徹してあげるということが大事です。
子どもが五月病の場合は…「小さなことにも向き合ってあげる時間を」
「甘え」「サボり」と決めつけて叱って無理に学校に行かせるようなことはしないでください。どんな些細な事にもゆっくり時間をかけ、耳を傾け、話を聞いてあげるようにしましょう。このような症状が2週間以上続く場合は病院への受診を考えるようにしてください。
何科を受診したらよい?
頭痛・食思不振・動悸など体の症状が主な場合は内科などを受診してください→そこで異常がなければ心療内科や精神科を受診するようにしましょう。
五月病にならないために、まず予防が大切!
日頃の食事も予防につながるということで、どんなものを食べるとよいのかを聞いてきました。
五月病を予防する食事とは?
セロトニンの原料を摂取する
セロトニンの原料となる「トリプトファン」「ビタミンB6」を多く含む食物を摂取することで、セロトニンが増加し五月病やうつ病の予防につながります。
食事を摂ることによってセロトニンが体の中で作られるようになります。
五月病のヘルシーヒント
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本人が話したいとき聞いてあげよう
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食から心の予防を
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「まぁいいか」もOK
間違えてもオッケー、頑張らなくてもオッケーなんです。
5月はとてもいい季節ですから、心身ともにのびやかに迎えましょう!
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