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今こそ「胃がん検診を」最近の胃カメラ事情を取材
胃がんの受診者数推移
コロナ禍で検査施設での新型コロナの感染を懸念して検査控えをした人が出たことで胃がんの検査数が減ってしまいました。しかも、胃がん検診は、健康診断でよく受けるほか4つのがん(大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん)の中で最も減少してしまったんです。
がん検診は毎年受けないと早期発見はできません。
この2年間で検査をしていない人は、すぐにでも、つまり「今こそ」検査し方がいいんです。
やっぱり…胃カメラで検査した方がいい?
中島先生「例えば、胃がんの疑いがあった場合は、一部をつまみ取って検査できます。胃カメラは中にものを通す穴があって、そこを通して胃の中まで鉗子(つまみ取るはさみ)を届けて、パチッとつまみ取って組織検査をすることができます」
ほかの胃の病気もわかる?
胃がん以外に胃カメラで診断できる疾病
- 胃炎
- 胃潰瘍
- 逆流性食道炎 など
そういうものに関しても即座に診断し、当日治療開始もできる
胃カメラは、胃がんをはじめ上記の疾患も同時に発見できますが、胃カメラでオエオエしてトラウマを持つ人も多いのではないでしょうか?しかし、最近の検査機器や手法を知ると、少しイメージも変わります。
実際の検査室も見させていただきました
麻酔はしない?
中島先生「通常、のどの麻酔は2種類行い、おう吐反射(オエッとする)が軽減されますが、それだけでは、おう吐反射(オエッ)が完全にとれないので、さらに少し眠って検査を受けたいという方は、点滴を取ってそこからお薬を入れて、少しうとうと眠った状態で検査を行います。起きたら終わっていることが多く、受ける側も楽です」
スコープの管も細くなったので、鼻から胃カメラを入れる方法などもあって、検査は少しずつ苦しみが軽減されるようになってきています。しかし、苦しみ方は人それぞれですので、それぞれに合った検査方法で受診してもらえばと思います。
【2023年6月12日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
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