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長期的な胃の痛みは要注意「胃の痛みを放置しないで」
今回のテーマは「胃の痛みを放置しないで」
近年、コロナ禍で胃がんの検診を受ける人が減ってしまっています。
そこで前回は、胃カメラの検査をしましょう、とお伝えしました。
最近の胃カメラは、細いタイプのスコープもあって、麻酔で寝ているうちに終わらせる方法も一般的になっています。
「ぜひ早期発見のために検査を!」と呼び掛けていました。
前回の記事
今こそ「胃がん検診を」最近の胃カメラ事情を取材
胃がんに限らず胃の状態において最も懸念すべき状態は「自覚症状があるのに、放置されるのが最も心配」
みなさんは、時々胃が痛くなる時はありませんか?
ではその自覚症状とは?放置すると、どうなるか?どれくらい続いたら医師に相談すべき?それらを胃腸科の「なかしまクリニック」の院長 中島弘治さん(胃腸内科医)にお話をうかがいました。
どんな自覚症状が危ない?
どれくらい症状が続いたら受診すべき?
例えば、市販の胃薬をずっと飲まれている方で、胃痛が治らずに受診する日数の目安はどれくらいなのでしょうか?
中島先生「個人差がありますが、ひと月・ふた月、月単位で症状が続く場合、そして、食欲の低下がある場合。ご飯が食べられなくて体重が減るというのには悪性を疑います。そういった症状がある方はすぐに受診してください」
やっぱり胃カメラしなきゃダメ?
中島先生「いきなり胃カメラの検査をお勧めするのではなく、まずは問診をして、症状の背景から総合的に判断します。症状がどれくらい続いているのか、仕事、家庭で変わったことがなかったのかなどを含めて聞いたうえで、生活習慣の見直しなどをお伝えして薬などの治療をします。"即・胃カメラ"ではありません」
受診したらすぐに胃カメラをするとは思わずに、もっと楽に相談しにきてみてください。
胃がん検診のヘルシーヒント
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"長期的な痛み"は要注意
しくしく、ズキズキ、重みのある痛み、いつもと違うのが目安
空腹時に痛む、食事したら痛むなど、いつどのくらい痛むのかチェックしてみてください。 -
症状が1カ月以上なら受診を
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受診「即・胃カメラ」ではない
胃カメラが怖いから病院に行かないというが1番危険ですので、合わせて胃がん検診も受けてみてください。
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