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ピックアップ

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2023.07.03

安心・安全・快適な靴を久留米から全国へ 福岡県久留米市「アサヒシューズ」に潜入!

福岡県久留米市にある「アサヒシューズ」
1892年創業の歴史ある靴メーカーです。

敷地には歴史資料の展示室もあります。

1892年 前身となる仕立物業「志まや」を創業しました。
1907年 座敷足袋の専業になりました。

1922年 足袋の底にゴムを貼り付け地下足袋を発明しました。
その翌年 1923年から靴づくりをスタートしました!

様々な靴を製造しています。
アサヒメディカルウォーク

膝への負担を減らすことを目標に作られた靴です。

アサヒ フットケア

足のケアに注目し、開発された靴です。

快歩主義

久留米工場で作っている靴です。
販売累計1100万足を超える人気商品です。

「快歩主義」の特徴
  1. 水に浮くほど軽い
  2. 脱ぎ履きが簡単
  3. つまずきにくい構造
試着してみました。
まず、先の方まで大きく開くため脱ぎ履きがしやすいです。
ものすごく軽く歩きやすいです。
つまずきにくい構造

つま先を20mm、踵を12mm巻き上げていて、つまずきを防止しています。

また、靴底の外側を内側より2mm高く設計しているため、傾斜ができ歩行時の体重移動をサポートしています。


「快歩主義」の製造現場へ!

久留米工場では1日9000足を製造しています。
まずは靴底の製造現場へ

こちらは、ゴムの原料と着色するための顔料を混ぜ合わせてシート状にしたものです。

ゴムのシートを練る
パチパチと物凄い音がなっています。
この音は、ゴムの中に入っている空気押しつぶされている音です。
カット・練りを繰り返して均一に練ります
とても大事な工程です。
練り終わったゴムを機械にセット

ゴムの棒が誕生!
こちらは靴底の原型です。

原料は天然ゴムと合成ゴムをかけあわせて作っています。

【天然ゴム】弾力・耐久性に優れている
【合成ゴム】油に強い

さらに、発泡剤を入れることで空気が含まれて軽量化に繋がっています。
金型にゴムをセット
こちらが靴底の金型です。
機械の上と下に金型がセットされています。
金型にゴムをセット
約150℃で10分間 100トンの力でプレス
靴底の完成!

アッパー(靴の上部)の工程へ!
素材を張り合わせる

表の素材と、裏の素材(足に触れる部分)を張り合わせます。

こちらが、「接着剤」です。
ボンドの中に空気を入れて通気性を良くしています!
生地の裁断

張り合わせた材料を裁断していきます。

生地の無駄が出ないように型を手作業で並べます。
パーツを縫い合わせる

1ライン10人ほどいらっしゃいます。

平面はコンピューターミシンを使用しています。

工程が進むにつれ立体的に!
立体的な部分は手作業で縫っています。
立体的に縫うのは熟練の技で、1,2年でできるものではないそうです。

靴底とアッパーを合体する工程へ
型にアッパーを固定 接着剤を塗る

レーン内は60℃。
接着剤を塗ったアッパーをレーンに流し、40分かけて一番接着力がある"半乾燥の状態"まで乾燥させます。

半乾燥まで乾燥させたら靴底をアッパーに接着させます。
こちらの機械でプレスし、空気の圧力で靴底とアッパーを密着させます。
その後、余分な接着剤を削ります。
靴がゴンドラにのって運ばれます。
最終工程へ

この機械は大きな圧力釜のようなものです。
成型された製品400~500足をこの釜の中に入れます。
約120℃の温度で4キロの圧力1時間30分かけます。この工程を「加硫」と言います。

加硫とは

ゴムの原料に混ぜた硫黄熱と圧力を加えることで、化学反応を起こし強い弾性のあるゴムに変化します。


加硫された靴は、検品を受け梱包され、出荷されます。
久留米工場長 坂寺さん「全社員で一足一足丁寧に心を込めて作っています。安心・安全・快適な靴を久留米の地から全国にお届けしたいです。」

アサヒシューズ

【検索】アサヒシューズ WEBストア

公式通販サイトなどで購入できます。

【2023年6月29日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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