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小城市が挑戦!二酸化炭素を"集めて使う"新しいカーボンニュートラルの取り組み
そもそもカーボンニュートラルというのは…?
「二酸化炭素など地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量から森林などによる吸収量を差し引いて実質的にゼロとすること」
小城市役所で、従来のカーボンニュートラルの概念を一歩進めた新しい取り組みが始まっています。
これまでのカーボンニュートラルといえば、二酸化炭素の排出量削減がメインでした。しかし、小城市では「集めて使う」という斬新なアプローチを採用。市役所の屋上で実証実験中の取り組みを取材しました。
特殊装置で二酸化炭素を回収
リポーターは実際に、この装置を頭に装着し、自転車で市内を走行。
特殊な装置から回収した二酸化炭素が取り出されて、ケースの中に送られているため、ケース内の二酸化炭素濃度が上昇。
わずかな時間で、通常の4〜5倍もの濃度の二酸化炭素を回収することに成功しました。
回収した二酸化炭素の活用法
小城市では、回収した二酸化炭素の活用方法についても、いくつかの構想があります。
- 農業用ハウスでの利用
農業用ハウス内の二酸化炭素濃度を調整することで、植物の成長を促進します。従来は化石燃料を燃やして二酸化炭素を供給していましたが、回収した二酸化炭素を使用することで、カーボンニュートラルな農業が可能になります。
(現在は炭酸ガスの注入や化石燃料を使うなどして補っている)
- 温泉施設での活用
回収した二酸化炭素を天然温泉足湯に、二酸化炭素を放出させて炭酸泉として利用する計画があります。これにより、地域の観光資源としての価値も高まることが期待されます。
- 熱の有効利用
また、MOFは二酸化炭素だけでなく熱も吸収できるため、温泉の排水熱を回収し、農業用ハウスの暖房などに利用することも検討されています。
未来を見据えた取り組み
この取り組みについて、市の担当者は「削減削減と無理してやっているようなことが、回収して有効活用して自分に返ってくればもっと楽しくカーボンニュートラルに取り込めるのではないか」と語ります。
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