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2025.02.01

地元野菜のロスを削減!企業と高校生が取り組む食品ロス対策

佐賀県では、地元野菜のロスを削減するため、企業と高校生が独自の取り組みを行っています。
今回は、佐賀県白石町の青果卸業「有限会社マルハ園芸」と「佐賀農業高校の生徒たち」の挑戦をご紹介します。

企業の取り組み:マルハ園芸が挑む野菜の有効活用

佐賀県白石町にある「有限会社マルハ園芸」は、青果卸業をメインに行っている会社です。
しかし、青果物を扱う上で発生するロスをなくすために、加工して出荷し需要を増やす取り組みを始めました。

レンコンの加工で保存性アップ

マルハ園芸では、レンコンの加工に力を入れています。レンコンの皮をむく作業だけでなく、保存性を高めるための塩漬け作業も行っています。

「塩漬けしてあることで、保存性が高まります。これが水煮の原料となります」とマルハ園芸の担当者は説明します。
塩漬けしたレンコンは1年間使用可能で、食品ロスの削減に大きく貢献しています。

カット野菜でさらなる活用

傷んだ部分を取り除いたレンコンは、カット野菜として出荷されます。
これにより、本来なら廃棄されていたかもしれない野菜も有効活用されています。

タマネギの加工にも挑戦

マルハ園芸では、レンコンだけでなくタマネギの加工にも取り組んでいます。特に夏場は、タマネギのみじん切りを冷凍商品として製造しています。

こちらのカットタマネギ(冷凍しろたま)は、佐賀農業の高校生がアイデアを出して、マルハ園芸で取り組みを始めました。
下記で、佐賀農業高校生の取り組みをご紹介しています。

高校生の取り組み:佐賀農業高校生が開発した「冷凍しろたま」

佐賀農業高校の生徒たちは、地元野菜のロス削減に向けて独自の商品開発に取り組んでいます。

コロナ禍での白石産タマネギ救済

2021年、コロナ禍で給食がストップし、白石産タマネギの出荷が止まるという事態が発生しました。
この状況を受けて、佐賀農業高校の生徒たちが白石産タマネギを救済するためのアイデアを発案しました。
佐賀県白石産のタマネギを使用した冷凍食品で、くし切りタイプも開発されました。

商談会への参加

高校生たちは、「くし切りタイプ」の取り扱い依頼のため、地元スーパーでの商談にも同席しました。この経験を通じて、生徒たちは実際のビジネスの現場を学ぶ機会を得ました。
佐賀県では、企業と高校生が協力して地元野菜のロス削減に取り組んでいます。
これらの取り組みは、食品ロス問題の解決だけでなく、地域経済の活性化や次世代の育成にも貢献しています。
今後も、このような innovative な取り組みが広がることが期待されます。
【2025年1月29日放送 かちかちLIVE 知ってる?カーボンニュートラルより】

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