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2025.02.21

知っていますか?献血の仕組みと重要性

献血は多くの人の命を救う大切な行為です。しかし、その仕組みや注意点については意外と知られていないかもしれません。佐賀県赤十字血液センターの献血推進課の内村聡志さんに、献血に関する疑問を解消していただきました。

献血前の食事はOK!むしろ推奨されています

献血前に食事を取ってもよいのか、という質問に対して内村さんは次のように答えます。

「食事は取っていただいた方が良いです。空腹のまま献血をすると、稀に気分不良が発生してしまいますので、献血前はぜひ食事を取ってください。献血前の食事は、脂っこい物は極力控えていただくようにお願いいたします。」

400ml献血は3〜4ヶ月間隔が必要

400ml献血をした後、次の献血までにはどのくらい期間を空ける必要があるのでしょうか。赤血球の回復に時間がかかるため、男性は3ヶ月後、女性は4ヶ月後にしか献血ができないそうです。

輸血の主な用途は意外なところに

意外かもしれませんが、輸血は交通事故や出産の時よりも、がん(悪性新生物)などの病気の治療で一番多く使用されています。また、やけどや血友病、重症な感染症の治療薬としても使用されています。

年間120万人が輸血を必要としています

全国で年間約120万人もの患者さんが輸血を必要としています。血液には使用できる有効期限があり、短いもので4日間しかありません。

現在、九州沖縄では先日の大雪やインフルエンザの流行で、献血者が減っているそうです。特に400ml献血で、全ての血液型で足りていないとのことで、献血を呼びかけています。

献血の特典は?

献血を受けた方には、洗剤や歯磨き粉などの日用品やお菓子セットなどが贈られます。さらに、血液検査の結果が後日送られてくるので、自分の健康状態を知ることもできます。

いつ自分が輸血を必要とする側になるかわかりません。少しずつ気温も温かくなってきた今、助け合いの思いを持って献血への協力をしていきましょう。

献血はどこでできる?

佐賀県では、SAGAアリーナの近くにある「献血プラザさが」で献血することができます。ここでは、お菓子や飲み物が準備された広い休憩室を自由に利用でき、献血中は本を読んだり、テレビを見たりしてリラックスしながら過ごせます。

また、献血バスが県内各地を巡回しているので、ホームページでスケジュールを確認することができます。

【2025年2月14日放送 かちかちLIVE ライフプラス+ より】

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