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2025.03.21

126年の歴史に幕を下ろす唐津市立切木小学校 閉校を前に児童たちの思いを聞く

佐賀県唐津市にある切木小学校が、3月22日に126年の長い歴史に幕を下ろします。1900年(明治33年)に開校した同校は、地域の人々に愛され続けてきました。閉校を目前に控え、最後の在校生となる児童たちの思いを聞きました。

閉校に向けて全校児童が一丸となって準備

3月上旬、リポーターが訪れた切木小学校では、児童たちが閉校式の準備に熱心に取り組んでいました。6年生は校舎の未来の使い道について発表の準備をしたり、学校行事でお世話になった方々への感謝状を作成したりしていました。下級生も閉校式用のしおり作りに励むなど、全校児童41人全員が自分たちにできることを精一杯やっている様子が印象的でした。

児童たちの複雑な思い

閉校を間近に控え、児童たちの気持ちは複雑なようです。ある5年生の女子児童は「自分の学校が閉校になるのは少し悲しいです」と率直な思いを語りました。一方で「切木小学校のことを忘れずに、感謝の気持ちを込めて閉校式に臨みたいです」と前を向く姿勢も見せていました。

6年生の女子児童は「色んな人の歩みをもって切木小学校は閉校するので、とても悲しいけど感謝の気持ちを込めて閉校式に望みたいと思いました」と、学校の歴史を振り返りながら閉校への思いを語りました。

ある6年生の男子児童は、「最後の運動会で僕は応援団長をして、みんなと仲良くなったことが一番心に残っています」と語り、閉校を迎える気持ちについて「この校舎や周りの支えてくれた人たちに感謝をしたいと思っています」と話しました。

地域に根ざした思い出深い学校生活

切木小学校では、地域の特色を活かした体験学習も行われてきました。ある児童は「田植え体験をする時に、みんな泥で汚れながらもとても楽しい思い出になりました」と、農業体験の思い出を語りました。

また、「みんな仲良しなところが一番好きです。たくさん過ごすことができて良かったと思います」と、小規模校ならではの密接な人間関係を大切に思う声も聞かれました。

新たな一歩への期待と不安

切木小学校の児童たちは、4月から竹木場小学校の校地に新設される高峰小学校へ通うことになります。新しい環境への期待と不安が入り混じる中、児童たちは前向きな姿勢で新たな一歩を踏み出そうとしています。

閉校式は3月22日に行われ、2部制で1部の開始は10時からとなっています。切木小学校の卒業生や関係者の方々にも参加を呼びかけており、多くの人々の思い出が詰まった学び舎に最後の別れを告げる機会となりそうです。

【2025年3月19日放送 かちかちLIVE つぐまさがGO!より】

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