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2025.03.28

「時間にゆとりができた」家族で農家へ 佐賀の田舎で新たな人生を歩む家族の物語

佐賀県の田舎で新たな人生を歩み始めた家族の物語をご紹介します。3年前に農家に転身した川浪さん一家は、有機栽培にこだわったホウレンソウ作りに奮闘しています。自然豊かな環境の中で、家族の絆を深めながら農業に励む姿は、多くの人の心に響くことでしょう。

47歳で農家に転身!家族で取り組むホウレンソウ栽培

佐賀県の山あいに、10棟のビニールハウスが立ち並んでいます。ここで川浪さん夫婦が栽培しているのは、みずみずしい緑が目にまぶしいホウレンソウ。約2,200平方メートルの広さの畑で、一年中栽培を続けています。

3年前、47歳で農家に転身した川浪さん。それまでは全く異なる職業に就いていましたが、家族で新たな挑戦を決意しました。「いつか夫婦2人で仕事をしたいね」という思いが、この大きな決断につながったのです。

こだわりの土づくりで育てる絶品ホウレンソウ

川浪さん夫婦のホウレンソウ作りで特筆すべきは、土づくりへのこだわり。もみ殻と野菜くずを堆肥化したものを使用し、ふかふかで水はけの良い土壌を作り出しています。「同じホウレンソウでも、栽培する場所が変わることによって味も変わる」と川浪さん。

その努力の結果、水分たっぷりでえぐみの少ない、甘みのあるホウレンソウが育ちました。リポーターが試食すると、「本当に水分がじわじわ出てきますね。えぐみもないし、食べやすい」と絶賛しています。

家族で取り組む農業の魅力と課題

農業は決して楽な仕事ではありません。川浪さんも「トレーニングファームとまた環境が違う」「去年は特に気温が高くて、育ちが悪かった」など、苦労を語ります。しかし、家族で協力して乗り越えてきました。

その一方で、農業には魅力もたくさんあります。「時間にゆとりができた」と奥さん。子どもとの時間も増え、充実した田舎暮らしを満喫しているようです。

佐賀の農業の未来は明るい

川浪さん家族の取り組みは、佐賀の農業の未来に希望を与えています。新規就農者を支援する「トレーニングファーム」制度を活用し、着実にスキルを磨いてきました。そして今、その経験を活かして質の高い農産物を生産しています。

川浪さん家族のような新しい農業の担い手が増えることで、佐賀の農業はますます発展していくことでしょう。彼らの挑戦は、地域の活性化にも大きく貢献しています。

川浪さんのホウレンソウは、佐賀市三瀬村の「やさい直売所 マッちゃん」で購入することができます。ぜひ一度、愛情たっぷりの美味しいホウレンソウを味わってみてはいかがでしょうか。

【2024年3月25日放送 かちかちLIVE 耕せ!かちかち農園部より】

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