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2019.11.12

佐賀県民は働きすぎ!?「ワーク・ライフ・バランス」で充実した人生を!

最近耳にするようになった「ワーク・ライフ・バランス」という言葉。働き方や生き方に関する言葉ということは分かりますが、一体どんな意味があるのでしょうか?また、どんな取り組みをしているのでしょうか?
ワークライフバランスとは

「仕事」と育児や介護など「仕事以外の生活」の調和をとり、両方を充実させる働き方や生き方の事を指します。一人一人が生き生きと働くことができるとともに、家庭や地域生活も充実させ、その充実感が仕事に活かされるという循環が作られることを意味しています。

佐賀県民は働きすぎ!?

労働者1人の平均年間総実労働時間の全国平均は1769時間ですが、佐賀県の平均はなんと1906時間!
全国平均より約140時間長く、佐賀県民は働きすぎだという事が分かります。

九州・山口地方の取り組み

雇用される側の理想を言えば、労働時間は短縮された方がいいという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、雇う側・経営者側にとっては労働時間短縮だけがバランスが取れるとは限りません。
そこで、九州地方と山口県では「ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」のひとつとして、経営者側と雇われる側でお互いにバランスが取れるよう話し合うこと薦める「向き合おう!話し合おう!TALK!TALK!TALK!」という取り組みを行っています。

向き合おう!話し合おう!TALK!TALK!TALK!

佐賀県が毎年約1200件の企業に行っているヒアリング調査によると、ワークライフバランスが進んでいる企業は「コミュニケーションが円滑に取れている」という共通点があったそうです。
そこで、どういう事が把握できていれば、どういう事を話しておけばコミュニケーションが円滑に取れていると言えるのか、九州・山口地方の組織が上司用と部下用で10項目ほどのチェックリストを作りました。
チェックリストの中には「上司と子育て・介護事情を共有できている」「家族構成を全く知らない部下はいない」など、プライベートに関する項目が入っています。

チェックリストは「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」の公式サイト内で公開されています。
https://www.kyushu-yamaguchi-wlb.com/talk/

強い組織は対話型の社会で作る

九州・山口地方の取り組みについて、ワークライフバランスコンサルタントの福成有美さんは「介護しなければいけない現状を抱えているのに、人間関係を考えすぎて本気で話せていない」としたうえで「話している組織は強く、本音で話していないところはもろい。確実に、対話型の会社にしなければ、変化の大きいこれからの時代は乗り越えられない」と警鐘を鳴らしています。  

Let‘s “ゆとり”!キャンペーン

佐賀県では、労働時間短縮に取り組むことを宣言する「Let‘s “ゆとり”!キャンペーン」を行っていて、今年度は県内248事業所が参加しています。
その取り組みのひとつとして、2019年11月13日を「県内一斉ノー残業DAY」に設定しています。

みなさんの会社ではコミュニケーションが円滑にとれていますか?
これを機会に、働き方について考えてみませんか。

「かちかちpress」内コーナー「Newsウォッチ」11月6日放送分


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