2009年1月
番組審議会だより(2009年1月)
期日
平成21年1月14日
出席委員
新井委員長・大原副委員長・今泉委員・上別府委員・佐藤委員・西依委員・水上委員・宮崎委員
欠席委員
富吉委員
審議番組
- 番組名称 【新春初笑い 佐賀にわか】
- 放送日時 平成21年1月3日(土)14時~15時25分 放送
議事概要
サガテレビでは、このほど第450回番組審議会を開き上記番組の審議を行いました。
(番組内容)
佐賀にわかは、全編に佐賀弁が飛び交い、日ごろの出来事や世相をチクリと風刺する即興劇です。特に決まった様式などはなく、佐賀の言葉を使ってさえいれば誰でも“にわか劇”の役者になることが出来ます。かつてサガテレビでも、佐賀にわかの女王・筑紫美主子さんのご協力でシリーズ展開した“にわか劇場”は、県民視聴者の絶大な人気を集めました。 こうした佐賀の文化を守ろうと、毎年12月佐賀市文化振興財団の主催でにわか選手権が開催されています。昨年は13団体が参加しエスプラッツで、思い思いの佐賀弁を使った劇を披露しました。持ち時間15分の寸劇に500人の聴衆は笑い、涙して会場は大変な盛り上がりでした。 サガテレビでは新春番組として、この選手権の模様と舞台裏、優勝した春久一座の劇をノーカットで放送しました。
委員の意見概要
- ゴチャゴチャしてまとまりがなかった。途中の佐賀弁口座は興ざめだった構成を工夫してもらいたい
- 春久一座は長すぎて間延びした 短く編集したほうがよかった
- しゃべりや間の取り方、所作は筑紫さんを感じた。以前テレビで長く放送し、種を蒔いた成果だと思う
- 素人の劇をまとめるのは大変だったと思うが、全体的に騒々しかった印象
- 冒頭のにわかの由来、説明は良かった。ここで筑紫さんに少し触れてもよかった
- 筑紫さんの佐賀にわかを放送して欲しい
- 番組としての盛り上がりに欠けた。選手権だから競い合う雰囲気をいれた方がよかった。練習中の緊張感を押さえられていなかったため、しまりがなかった
- “にわか選手権”そのものが追えていない。当日会場に行けなかった人に演目のダイジェストを多く見せてほしかった。楽屋裏は少しでよかった
- 参加者の交流がよく分り、「佐賀にわか」が幅広い年齢層に引き継がれていることを知った 恒例番組として続けて欲しい
- 帰省した人が見る正月番組としてピッタリだった。他所の人には佐賀弁講座は役に立った
- 芸を見せるか、方言を見せるか、縦軸が不明。字幕の使い方に工夫を
- 優勝チームだけでなく各団体の面白いところをしっかり捉えて見せることも大事、番組として素人芸を見せるやり方に取り組んでほしい
- インタビューに応じた出演者が標準語で答えたのは気になった。ここは番組の主旨として、日頃の方言で返してもらいたかった。聞き手に工夫が必要
- 素材の取り上げ方は他媒体では出来ないもの、テレビの特性を生かした面白い趣向。素人を使ったのは大きなリスクだったと思う
- 佐賀弁コーナーはある程度必要なもの、効果的な演出工夫を期待する
- 正月早々軽く笑って見る番組としては良かった。方言の持つ温かみ、その地域の住民にしか分らない言葉の心情が、佐賀にわかを通して充分伝わった
- エッセンスだけの60分構成でよかった
- 筑紫さんのにわかを知っている人は不満を感じただろう。この番組からは にわかの本当の良さが伝わっていない。サガテレビに残っている筑紫さんの“本物の佐賀にわか”を入れてほしかった。これからも良いものは視聴者に何らかの形で見せてほしい
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