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「オリンピック事前キャンプ」佐賀でも
東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、2020年7月より全国各地で事前キャンプが行われます。佐賀県でも佐賀市・唐津市などで誘致が決定しており注目されています。今回は、事前キャンプの目的や県の対応などについて解説します。
事前キャンプ
目的
海外選手が気候や時差など日本の環境に慣れるため
期間
7月上旬~8月上旬
国
オランダ・タイ・セルビア・ニュージーランド・フィンランド 計5カ国
競技
陸上・ボート・レスリングなど18競技
佐賀県は4年前から事前キャンプの誘致に取り組んでおり、現在、佐賀市、唐津市、嬉野市で誘致が決定しています。
佐賀が選ばれた理由
- 宿泊施設や練習会場 病院などがコンパクトにまとまっている。
- 佐賀空港はもちろん、福岡空港など他県からのアクセスしやすい。立地が良い。
- 交通渋滞が少なく練習時間を確保できる。
また、フィンランドからは「母国と同じで緑多くおだやか」であることを評価されたそうです。
快適なキャンプを行うための県の取り組み
実際に視察が行われた際には、海外の選手から「ベッドの長さが足りない」、「シャワーヘッドが低い」という声が上がりました。
そこで、佐賀県では文化の違いや体格の違いなどの問題を解決し、選手が快適に過ごせるように対策が考えられています。対応できるホテルを探すことや選手の身長などの情報を事前に得てから柔軟に対応するそうです。
その他にも下記の対応が予定されています。
- 自転車を手配
選手が自由に周辺を移動できるよう人数分の自転車を手配する。 - コーヒーマップ作成・配布
日本と比べ、コーヒーブレイクが親しまれているため、どこにカフェがあるかわかりやすいように多国語のコーヒーマップを作成し配布。 - ホテルの料理長と連携
各チームの栄養士とホテルの料理長が連携し、選手の食事を管理する。
事前キャンプ中にもしも選手が体調を崩してしまった場合は、ドーピング検査に引っかからないよう、県薬剤師会と協力する予定となっています。
佐賀県では事前キャンプに向け、言語通訳や練習補助 準備手伝いなどが出来るボランティアを募集する予定です。後日、募集について詳細が発表されます。
「かちかちpress」内コーナー「Newsウォッチ」2020年1月21日放送分
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