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2020.02.05

好きな本や音楽をパンで表現する男前

有田町で出張販売パン屋「わきみち堂」を営む、パン作り職人の西岡 学さんをご紹介します。

有田町出身の西岡さん。小さい頃からパンが好きで、20代の頃はパンを販売するお仕事をされていたそうです。
次第にパン作りに興味を持ち始め、佐世保市にある「マーシーキッチン」というお店で修行を積まれました。

修行を終えた後、自分でパン作りを続けていましたが一度挫折。その後、このままではいけないと思い、日本を自転車で一周したそうです。その旅での様々な出会いを通して、もう一度パン作りの道に戻ってこられました。

実家の米蔵で毎回パンを焼かれている西岡さん。米蔵内の一部を完全にリノベーションされています。
そんな西岡さんが作るパンは、宮沢賢治さんの本「銀河鉄道の夜」に強く影響を受けています。

カムパネルラ
「銀河鉄道の夜」の主人公の少年がモデルのパン。その主人公が爽やかで人から好かれることから、パンの味も爽やかで甘酸っぱい仕上がりになっています。

ジョバンニ
「銀河鉄道の夜」のもう一人の主人公の少年がモデル。不器用な少年なことから、味噌などを使い、素朴な味わいを表現したそうです。

賢治
詩人、作家の宮沢賢治さんがモデルのパン。ずっしりとした触感で、広がりのある味わいになっています。

西岡さんにパン作りのこだわりを聞きました。

「モデルの再現」
「自分が作っているパンはモデルありき。自分の好きな本とか作家さん、音楽をやる人をモデルにして、そのテーマに沿って粉や酵母を選んで作っています。」と仰っていました。

「わき道堂」は、毎週水曜日日曜日に、有田町の近隣で出張販売を行っています。
全部で8種類のパンがあるそうなので、西岡さんのパンが気になった方は、是非お問い合わせくださいとの事でした!

わきみち堂
電話番号 080-2730-8080

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