有田町で、染付けという技法の表現と可能性を追い求めて、陶磁器アクセサリーを作る二位関(めぐみさん。

二位関さんは「お客さんに届いた後どうなるか、ずっと使っててやっぱりこれいいなって思ってもらえたり生活の中で溶け込んでこれ使いやすいし使ってて気持ちがいいって思ってもらえるもの、良さがわかるものって何だろう」と考えながら、毎回作品を作っています。

窯業大学で染付けの技法を追求し、様々な表現で作品を作り続ける二位関さん。学生時代に先生から言われた「模様から模様を作るな」という言葉が、今も表現の基本です。

北九州で生まれ育った二位関さんにとって、作品をつくるうえで有田の街とは、原点回帰が常にできる場所。
「時間の流れが多分出身の方よりもゆっくりなのかなって。ちょっと歩いてちょっと空を見てなんか考えるっていうことがなかなかするのって大人になるにつれて難しいなって思ってたんですけど、有田だとそういうところが自然の中で普通にできちゃうっていうところが一番の利点というか魅力だと思います」と話します。

今後について「物作りを通して自分自身をさがすということをしながらいろんな人と出会って、またその出会った事によって科学変化で新しい自分を見つけたり、新しい表現、新しい何か楽しいものを提案できるようになれたらいいなって思います」と話す二位関さん。
最後に「人との出逢い＝ものづくりかなって思います」と話してくれました。