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2020.02.19

噛み合わせにこだわる男前

上峰町で歯科医として働く、かねもと歯科クリニック院長の兼元明史さんをご紹介します。
長崎件島原市出身の兼元さん。大学卒業後、福岡で5年間勤務医として働き、独立を模索していた時に上峰町の物件が売りに出ていたので購入し、開業されたそうです。

ここで兼元さんから問題です!

次のうち、インフエンザ予防のためにしてはいけないものはどれ?

①片方噛み
②頬杖
③口呼吸

正解は…③口呼吸
口呼吸をすることで、口が乾燥して虫歯菌や歯周病菌が増殖します。そのに伴い、インフルエンザの菌も口の中で繁殖してしまう事で、感染しやすくなってしまいます。

しかし、①片方噛みと②頬杖も、やりすぎてしまうと影響が出てきてしまいます。
片方噛み…噛まない側の筋肉がたるんでくるので、ほうれい線やマリオネットラインが深くなってしまいます。
頬杖…あごに負担がかかってしまうので、顎関節症になりやすくなってしまいます。特に、学生さんに多いそうです。

そして、口の中のトラブルといえば虫歯や歯周病などがありますが、今回、噛み合わせについて話をして頂きました!

噛みしめない事
噛みしめないように意識することもできますが、寝ている際に無意識の状態でグッと歯を食いしばったりしている方もいらっしゃるそうです。起床時にアゴが痛む方は、要注意だそうです。
アゴのマッサージ
噛みしめた際に出る、頬っぺたの後ろの方の筋肉を上から下に優しく揉むようにマッサージをします。

歯科医で検査
歯科医で検査する前に、自分でもチェックができるそうなので、その確認方法を教えて頂きました。

  • 舌の横の部分に歯型がついてデコボコになっている
  • 頬の横に白い線が入っている
  • 上か下の前歯の内側に骨がぼこっと出ている

歯磨きについても詳しくお話しをしていただきました。

まずはお子様の歯磨きから。
歯ブラシの形自体をすごく嫌がるお子様もいるという事で、現在、歯の上で転がるローラー型の歯ブラシが販売されています。これを使い歯磨きをすると、コロコロするのを面白がって、歯磨きをさせてくれるそうです。

ブドウやリンゴなど、フレーバー付きの糸ようじも販売されているので、虫歯のできやすい前歯の真ん中など、歯と歯の間も掃除してあげましょう。
大人の歯磨きは、虫歯対策も大事ですが、歯周病対策が必要になってきます。
歯ブラシを斜め45度くらいに傾けて、歯と歯茎の境目を細かく動かしながら磨きます。その際、歯ブラシをグッと持たずに三本指で優しく持ちましょう。

最後に兼元さんの仕事のこだわりを聞きました。

「気楽に」
「一本の歯を守るために一時間近く歯磨きする方もいらっしゃるかと思うんですけど、私は歯の事で患者さんをなるべく悩ませたくないと思ってますので、その方にあった治療で、いいご飯を楽に食べていただきたいなと思っております」と仰っていました。

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