2020年01月
番組審議会だより(2020年1月)
令和2年1月30日開催
出席委員
稲岡委員長 佐伯副委員長 澤野委員 竹井委員 菅委員 園田委員 古川由美子委員 吉牟田委員 中村委員
審議番組
ドキュメント九州 「ようこそ!限界集落へ」(サガテレビ制作)
サガテレビ放送日 12月7日(土)14:30~15:00
番組概要
佐賀市富士町苣木(ちやのき)地区は、住民30人余りのうち半数以上が65歳以上の高齢者である限界集落だ。そんな苣木地区に7年ほど前に来たのが福岡マウンテンバイク友の会のメンバー。
彼らは、苣木地区の山でマウンテンバイクを走らせてもらう代わりに地区の清掃活動などを手伝っている。高齢化により住民だけで清掃活動をするのはとても大変なため、住民たちは「とても助かっている」と口を揃える。
2017年から毎年8月に苣木自治会と友の会は共同でマウンテンバイク大会を開催していて、今年は3回目を迎える。来年からマウンテンバイク友の会は清掃活動だけでなく、苣木での新たな活動を考えていた。
ライダーたちが苣木地区に集まる思いの根底にあるのは何か?対する苣木地区の水田利穂自治会長も、79歳ながらライダーたちとのやりとりに回る。「あの人たちがおるけん、うちの辺も…」双方の思いを取材した。
議事概要
事務局長よりあいさつの後、番組プロデューサー及びディレクターから番組概要を説明した。番組視聴後、稲岡委員長の議事進行により、参加各委員の意見の陳述、および質問が行われ、質問に対して番組ディレクター等からの説明が行われた。審議終了後、事務局長より配布資料の説明を行い、最後に次回開催日時と審議対象について説明して閉会となった。
委員の意見概要
- 全体の印象としては地区に笑顔があふれていると感じた。お年寄りが笑顔だとこんなに元気がもらえるものかと思った。
- おばあさんたちの佐賀弁に癒された。ドキュメント九州はこういう元気をもらえるような番組がいい。
- 住んでいる人の真の表情は二人の女子学生の表情に見て取れた。
- 介護が必要な人などもいるだろうから、そういう部分も取り上げてよかったのではないか。
- 視聴していて面白くて引き込まれた。田舎の人たちは閉鎖的な傾向があるが、ここの人たちは違うと感じた。
- 番組の終わり方も問題提起という感じで終わっていてよかった。
- 自転車レースの過去の参加人数などの数値があれば、今までの推移や将来の目標的なものが提示できたのではないか。
- 高校生が二人出てきたが、彼女たちがイベントに対してどう思っているのかを聞いてほしかった。
- 地区の行事ごとにおける自分自身の姿と重なって見えた。食事を作るなど、実際に働いている女性たちは気持ちよくやっているのだろうかと思った。
- お年寄りはこういう行事があれば楽しいに違いないと思った。
- 地域おこしは楽しくなければ長続きしないだろう。このような行事で地域おこしをすれば交流人口が生まれるのではないかと思った。
- 出来栄えの良い番組だった。マウンテンバイクの走行シーンも迫力があり、見ごたえがあった。
- CM前にIT技術が使われている、で終わって、CM明けの内容が1000分の1秒の計測という内容があったが、テーマからするとこの部分は不要ではないかと思った。
- 限界集落という言葉には抵抗がある。この地域がどこかということに関して説明が不足していた。
- 苣木(ちやのき)地区の昔の写真とか人口推移などを出せたら今との比較ができてよかったが。
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