2008年3月
番組審議会だより(2008年3月)
期日
平成20年3月13日
出席委員
新井委員長 今泉委員 佐藤委員 武富委員 富吉委員 藤井委員 水上委員 宮崎委員
欠席委員
大原副委員長 横尾委員
審議番組
- 番組名称 【ドキュメント発見伝 ~同意なきレール~】
- 放送日時 2008年3月8日(土)16:00~16:55放送
議事概要
サガテレビでは、このほど第442回番組審議会を開き上記番組の審議を行いました。
(番組内容)
佐賀・長崎両県にとって悲願の九州新幹線長崎ルート建設のチャンスが巡ってきた。2700億円をかける大型公共事業だ。そこにはクリアすべき課題がある。新幹線開業に伴ってJRの経営から分離される長崎本線の肥前山口から諫早間。沿線自治体の同意がない限り新幹線は着工できない。鹿島市は利便性の低下や廃線への不安などから17年近くにわたって同意をしない方針を貫いてきた。新幹線を推進する佐賀県との対立など鹿島市は国策に翻ろうされ続ける。鹿島市の同意が得られないことから「着工条件見直し」の声も出始めた。 同意がなくても新幹線を着工できる道はないか… 政府与党の判断は… 決着は思いもよらない形だった。 「地域の鉄道を現状のまま残して欲しい」という鹿島市の訴えは届くことはなかった。同意なきレールは着工へ向け大きく動き出した。鹿島市の桑原允彦市長の姿を通して公共事業のあり方、地方のたくましさを伝える。
委員の意見概要
- 17年間の流れはよく分ったが、経営分離の裏側の背景について詳しい説明がほしかった
- 桑原市長だけにスポットを当てすぎた
- 新幹線は20年後、50年後の地域のあり方の問題で、開通はその方法論に過ぎない 西九州全体の将来像についての視点がなかった
- 中立性に欠けるコメントがあった
- 市長のドキュメントであれば「地域振興のために頑張った人」を全面に出してもよかった
- ナレーションが重たい印象 解説者をいれてもよかった
- 報道は日々の積み重ねで採算が合わない部分だけど、マスコミの使命なので、集めた情報を分析しながら公平・中立な放送をお願いする
- 桑原市長から見た新幹線問題という印象
- 公共事業のあり方の観点から、公平性に欠けていた
- 人物表現かニュースの積み上げか、どちらのドキュメントか混在していたので中途半端な印象
- 公共事業に対する国の考えと、国が地域に求めている公共事業の進め方を知りたい
- 一般の国民が、霞ヶ関の政治的使命で進められる公共事業により、受ける恩恵や負担額などを真剣に考えさせられた番組
- 桑原ストーリーとしては面白かったが、自己都合的発言も目立ち、生臭い番組という印象
- この番組の映像は資料的価値の高いもの、今後の展開に生かしていただきたい
- 立場を変えれば、見解が全く異なる問題に、取り組まれた姿勢を評価する
という意見がでました。
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