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大雨で水没した車が全焼 原因は“通電発火” 対策は?

2021/08/31 (火) 19:10

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28日、武雄市で自宅に止めてあった乗用車1台が全焼しました。
車は今月中旬の大雨で浸水していて、専門家は浸水被害にあった車の漏電やショートによる火災に警鐘を鳴らします。

今月中旬に県内を襲った大雨。その約2週間後、武雄市橘町の住宅の敷地内で乗用車1台が全焼しました。警察によりますと、車は電気自動車で、大雨でハンドル付近まで水没していたということです。

リポート:「車が一度水に浸かってしまうと、電気回線の漏電やショートが考えられるということです。詳しい話をJAFの方に聞きます」
JAF佐賀支部推進課推進係 川野遼平さん:「このフロア(床)の面ですね、ここに配線等は通っている可能性はありますので、ここが水に浸かった場合は注意をしていただきたい。ハンドル下くらいまでの浸水ということだったので、ここまで水没した場合は、エンジンを含めて電子部品が水没していることが考えられます」

JAF佐賀支部によると、8月14日と15日の2日間で車の冠水や水没に関する救援要請が155件あったそうです。
2018年、兵庫県の中古車のオークション会場で起きた火災は、3日間で196台を焼きました。会場に置いてあった車が浸水し、発火したことが原因とされています。
JAF佐賀支部推進課推進係 川野遼平さん:「一度濡れてしまった場合、回路とか電気系統に、例え乾いたとしてもそこに電気が流れたりすることによってショートや漏電の可能性がある」
また、自宅で車が浸水し、そのまま、置いておくと、住宅などへの延焼の恐れもあり、早めの対応が必要です。

JAF佐賀支部推進課推進係 川野遼平さん:「車の構造は非常に入り組んでますので、まだ電子部品の中に水が残っている可能性等も充分考えられます。車のエンジンをかけたりだとか、あと電源を入れたりはせずに、私共JAFであったり、車を購入された販売店さんにご相談をいただけたらと思います」

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