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九州新幹線 九州の発展に資するか 山口知事「幅広い議論を」【佐賀県】
2022/05/19 (木) 18:20
九州新幹線長崎ルート新鳥栖ー武雄温泉間の整備方式について山口知事は、国は「佐賀駅を通る」フル規格新幹線が前提で、「国とのギャップがどうしても埋められない」と、国の姿勢を牽制しました。
【山口知事】
「国はずっと佐賀駅を通るアセスルートに固執している。われわれが言っているのは、もっと大きな視点で幅広くルートも含めて、フル新幹線については、まだ何も決まっていないこの問題がどういうふうに佐賀県や九州の発展に資するか」
19日の定例会見で、山口知事は、九州新幹線長崎ルート新鳥栖ー武雄温泉間の整備方式をめぐる国と県の協議について「国とのギャップがどうしても埋められない」と話しました。
また、今後の見通しについて県が打開する筋の話ではなく、国の考え方がどうかにかかっていると述べ、佐賀駅を通るフル規格新幹線にこだわらず議論をすべきとの考えを示しました。
また、県は梅雨など出水期を前にどれくらい浸水しているかを把握できるセンサーを県内各地に設置し、内水氾濫が多い佐賀市や武雄市など6つの市町で、6月から運用することになりました。
【山口知事】
「内水部分の情報把握を、われわれ県もしっかり把握した上で市町とも情報共有をして避難指示に活用しようと」
浸水センサーは、道路やクリークなど県内250カ所で8月中に設置を完了し、9月をめどに、県民が浸水状況を県のホームページで確認できるようにするということです。
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