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梅雨明けがなぜ早いのか「 戻り梅雨」の可能性も?【佐賀県】

2022/07/01 (金) 18:15

梅雨明けが早く、1日も猛暑日となりましたが、ウエザーニューズの甲斐気象予報士に「梅雨明けがなぜ早い」かそして、週末以降の「戻り梅雨」について話を聞きます。

【甲斐気象予報士】
6月28日、九州北部地方などで梅雨明けしたとみられると発表がありました。
残すは東北北部のみとなっています。
九州北部の梅雨の期間は17日と1951年の統計開始以来もっとも短くなり、6月の梅雨明けは初めてとなりました。
そのほかの地域も記録的に梅雨の期間が短くなりました。
期間が短くなったことにより降水量も少なく、唐津市では平年の40%程度となりました。

【キャスター】
大雨にならないのはいいですが、雨が少ないのも心配ですね。
なんでこんなに梅雨明けが早くなったんですか?

【甲斐気象予報士】
6月の下旬から南シナ海の対流活動が活発になったことで太平洋高気圧の勢力が平年よりも強くなりました。
また、偏西風の流れが平年よりも北に位置し、日本付近で北に蛇行していることで太平洋高気圧が日本付近へと張り出すようになりました。
そのため例年より梅雨前線が北へと押し上げられて早い梅雨明けとなりました。
最近では大陸育ちのチベット高気圧も日本付近へと張り出してきていますので、猛暑にもなっているという状況ですね。

【キャスター】
暑さはまだ続きます?

【甲斐気象予報士】
明日土曜日は、きょうほどの暑さではありませんが、それでもまだまだ暑さが厳しくなりそうです。
日曜日は雨が降ったり止んだりとなりそうです。
その原因となるのが、1日朝9時に発生した台風4号です。
台風4号は日本の南の海上にあり北北西にゆっくりと進んでいます。
このあと勢力を維持したまま北上して2日、土曜日に沖縄本島に接近する見込みです。
その後は東シナ海を北上して4日・月曜日ごろに佐賀県にもっとも近づくとみています。
台風の進路次第では雨の量が多くなる恐れもありますが、まだ予報円が大きく、予報が変わる可能性もありますので、今後の台風情報にご注意ください。

月曜日は雨が降り、雨の量が多くなる恐れがあります。
その後は太平洋高気圧の勢力が弱まって湿った空気が流れ込みやすい状態が続くため、戻り梅雨となるでしょう。
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