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【続報】佐賀市長 オスプレイ受け入れ表明「苦渋の思いだが受け入れやむを得ない」【佐賀県】

2023/02/27 (月) 18:40

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佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画をめぐり、空港が立地する佐賀市の坂井市長が27日、防衛省の配備要請を受け入れると表明しました。

【佐賀市・坂井英隆市長】
「国防については国全体で分かち合うとの考え方については理解をしているところであります。苦渋の思いではありますが、受け入れがやむを得ない」

佐賀市の坂井市長は27日の会見でこのように述べ、オスプレイ配備の受け入れを表明しました。
これに先立ち、坂井市長は27日午前防衛省の井野俊郎副大臣や、九州防衛局の関係者などと市役所で会談。
要請を受け入れるにあたり市民の生活環境を守るため安全対策や騒音、水質への配慮など8項目について防衛省と合意したということです。
また、8項目のうち駐屯地の設置に向けた用地交渉については、“防衛省は地権者の意向を踏まえずに一方的に土地を収用しない”となっています。

【防衛省・井野俊郎副大臣】
「駐屯地の開設が地域の発展につながっていくように今回の合意に基づき、丁寧に対応していきたい」
【坂本洋介 副知事】
「やはり現実的に不安の声があるということもまた事実でございますので、そこについては丁寧にお願いしたい。よろしくお願いします」

井野副大臣は、午後には県庁や県議会を訪れました。坂本洋介副知事などと面会し、今後も緊密に連携し計画を進めていく考えを伝えました。

【防衛省・井野俊郎副大臣】
「駐屯地開設に向けて一歩先に進んだといいましょうか、受け入れ表明をいただいたということは、省としては大きな一歩だという風に感じている」

オスプレイ配備計画を巡っては、県と漁協が結んでいる自衛隊との空港共用を否定した公害防止協定が2022年11月に見直され、空港の立地自治体として防衛省から配備を要請されていた佐賀市がどう判断するかが焦点となっていました。
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