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"御守り"のような端末を持たせ位置情報を把握 児童の「見守りサービス」始まる【佐賀県】
2023/05/18 (木) 18:40
さがリサーチα。
GPSなどを使って子供の位置を親が知ることができるサービスが増えています。
一方、佐賀市では5月、児童に専用の端末を配布し保護者や警察が位置情報を把握できるようにする取り組みが2つの小学校で始まりました。
【校長先生】
「見守りサービスottaです。ランドセルにつけて、登下校安全にしてくださいね」
中をあけてみると…お守りのような形をしたこちらが児童たちが携帯する専用の端末です。重さは8グラム、見た目や色もかわいらしく電池は6年間しっかりもちます。
【1年生】
「お守りをもらったのでうれしい」
【男子児童】
「ランドセルにつけて学校に行きます」
5月8日、佐賀市の勧興小学校と、神野小学校で始まった児童の「見守りサービス」。登下校中に専用の受信機を設置した事業所や店舗といった「見守りスポット」の前を通ったり、専用のアプリに登録した人とすれ違ったりすると位置情報が記録されます。
通信機能がついた見守り端末は1年生全員と、2年生以上は希望者に無償で配布されます。
【勧興小学校 中村幸江校長】
「登下校時の児童の危機管理の面からいくと、できるだけ多くの目で見守ることが大事だと思う。その見守りの手段の一つとして活用できればと考えている」
サービスを開発・運営しているのは福岡市の企業「otta」です。
【otta 山本文和社長】
「当時住んでいた町で、誘拐事件があったことが一つのきっかけ。同じ娘を持つ親として、そういうことに巻き込まれてほしくない、そういった思いから」
児童に配布する端末代など初期費用は会社が負担していて、地域の企業から協賛を募り運営費をねん出する仕組みです。現在、全国27の自治体に導入し、幸いにもこれまで大きな事件は発生していませんが、転校したての児童が帰る方向がわからなくなり役立ったケースもあるといいます。
【otta 山本文和社長】
「私たちのサービスは地域全体で安心安全な環境を作っていて、全児童が使える、ここが地域の抑止力とか犯罪の起きにくい町を作っていくことに寄与できているんじゃないかな」
佐賀市内では去年声かけが37件、つきまといが25件発生しています。
この見守りサービスを、いざというときに役立てようと今回、佐賀市内2つの警察署が覚書を結びました。
【佐賀北警察署 高井豊署長】
「正確性や時間の短縮、迅速な発見活動につながるものだと期待している」
【勧興小に子供が通う母親】
「もともとGPSを子供に持たせようかなと思っていたタイミングだったので"ちょうどいい、ラッキー″と」
勧興小学校に小学3年生の娘が通う保護者です。子供が帰宅後、遊びに行き行き先がわからなくなり、警察に届ける寸前のことがあり位置を特定するGPSの購入を検討していました。サービス導入後、仕事の休憩時間などを含めて1日に4回以上チェックしているといいます。
【勧興小に子供が通う母親】
「機械代がないので、その分お得だし、月500円くらいだったらということで」
この見守りサービス、無料と有料の2つのプランがあります。有料プランではひと月500円ほどで、保護者のスマートフォンで子供の位置情報の履歴が確認できるほか、見守りスポットを通過した際の通知設定が可能となります。
【北島香月道生社長】
「こちらの方にルーターを置いています」
Q結構小さいんですね?
「場所とらないんで、ちょうどいい場所があり簡単に設置できるので協力させていただいた」
勧興小学校の通学路に面した老舗菓子店には専用の受信機が設置され、見守りスポットとなっていました。
勧興小学校の校区には19カ所、神野小学校の校区には21カ所の見守りスポットがあり、設置された受信機から30メートルから50メートルの距離を見守り端末を持つ児童が通過すると位置情報が記録されていく仕組みです。
【北島香月道生社長】
「本当は子供たちの登下校を見守ってあげるのが私たちの役目だが、なかなか仕事の関係でできないから、その代わりにこの機械がやってくれるのはいいこと」
Q費用はかかっていない?
「もう電気代だけ。微々たるもの」
また社員のなかにはアプリをインストールした人も。
【北島販売部外商課長】
「佐賀市内はもちろん、県内あちこち唐津とかまで行くので、何かしら役に立てればと思い。(見守りは)なかなかできてなかった今まで」
【佐賀市企画政策課 富永誠一さん】
「まずは子供の見守り2校からスタートして、ここから徐々に学校のエリアを増やしていき、市全体のエリアが増えてくれれば、今度はさらに子供だけではなく高齢者など社会問題もあるので、そういった部分まで広くサービスが行き渡ればいいなと」
県内では4月から有田町でも同様のサービスが始まっていて、佐賀市、有田町ともに子供たちへの見守り活動の強化が期待されています。
【勧興小に子供が通う母親】
「あとは地域がまだ周辺だけなので、もうちょっと広い範囲になったらいいな」
今回選ばれた小学校はまちなかにあり、見守りスポットの設置など環境整備が行いやすいためでサービスの認知度を上げ徐々に佐賀市内全域に広げていきたいということです。
GPSなどを使って子供の位置を親が知ることができるサービスが増えています。
一方、佐賀市では5月、児童に専用の端末を配布し保護者や警察が位置情報を把握できるようにする取り組みが2つの小学校で始まりました。
【校長先生】
「見守りサービスottaです。ランドセルにつけて、登下校安全にしてくださいね」
中をあけてみると…お守りのような形をしたこちらが児童たちが携帯する専用の端末です。重さは8グラム、見た目や色もかわいらしく電池は6年間しっかりもちます。
【1年生】
「お守りをもらったのでうれしい」
【男子児童】
「ランドセルにつけて学校に行きます」
5月8日、佐賀市の勧興小学校と、神野小学校で始まった児童の「見守りサービス」。登下校中に専用の受信機を設置した事業所や店舗といった「見守りスポット」の前を通ったり、専用のアプリに登録した人とすれ違ったりすると位置情報が記録されます。
通信機能がついた見守り端末は1年生全員と、2年生以上は希望者に無償で配布されます。
【勧興小学校 中村幸江校長】
「登下校時の児童の危機管理の面からいくと、できるだけ多くの目で見守ることが大事だと思う。その見守りの手段の一つとして活用できればと考えている」
サービスを開発・運営しているのは福岡市の企業「otta」です。
【otta 山本文和社長】
「当時住んでいた町で、誘拐事件があったことが一つのきっかけ。同じ娘を持つ親として、そういうことに巻き込まれてほしくない、そういった思いから」
児童に配布する端末代など初期費用は会社が負担していて、地域の企業から協賛を募り運営費をねん出する仕組みです。現在、全国27の自治体に導入し、幸いにもこれまで大きな事件は発生していませんが、転校したての児童が帰る方向がわからなくなり役立ったケースもあるといいます。
【otta 山本文和社長】
「私たちのサービスは地域全体で安心安全な環境を作っていて、全児童が使える、ここが地域の抑止力とか犯罪の起きにくい町を作っていくことに寄与できているんじゃないかな」
佐賀市内では去年声かけが37件、つきまといが25件発生しています。
この見守りサービスを、いざというときに役立てようと今回、佐賀市内2つの警察署が覚書を結びました。
【佐賀北警察署 高井豊署長】
「正確性や時間の短縮、迅速な発見活動につながるものだと期待している」
【勧興小に子供が通う母親】
「もともとGPSを子供に持たせようかなと思っていたタイミングだったので"ちょうどいい、ラッキー″と」
勧興小学校に小学3年生の娘が通う保護者です。子供が帰宅後、遊びに行き行き先がわからなくなり、警察に届ける寸前のことがあり位置を特定するGPSの購入を検討していました。サービス導入後、仕事の休憩時間などを含めて1日に4回以上チェックしているといいます。
【勧興小に子供が通う母親】
「機械代がないので、その分お得だし、月500円くらいだったらということで」
この見守りサービス、無料と有料の2つのプランがあります。有料プランではひと月500円ほどで、保護者のスマートフォンで子供の位置情報の履歴が確認できるほか、見守りスポットを通過した際の通知設定が可能となります。
【北島香月道生社長】
「こちらの方にルーターを置いています」
Q結構小さいんですね?
「場所とらないんで、ちょうどいい場所があり簡単に設置できるので協力させていただいた」
勧興小学校の通学路に面した老舗菓子店には専用の受信機が設置され、見守りスポットとなっていました。
勧興小学校の校区には19カ所、神野小学校の校区には21カ所の見守りスポットがあり、設置された受信機から30メートルから50メートルの距離を見守り端末を持つ児童が通過すると位置情報が記録されていく仕組みです。
【北島香月道生社長】
「本当は子供たちの登下校を見守ってあげるのが私たちの役目だが、なかなか仕事の関係でできないから、その代わりにこの機械がやってくれるのはいいこと」
Q費用はかかっていない?
「もう電気代だけ。微々たるもの」
また社員のなかにはアプリをインストールした人も。
【北島販売部外商課長】
「佐賀市内はもちろん、県内あちこち唐津とかまで行くので、何かしら役に立てればと思い。(見守りは)なかなかできてなかった今まで」
【佐賀市企画政策課 富永誠一さん】
「まずは子供の見守り2校からスタートして、ここから徐々に学校のエリアを増やしていき、市全体のエリアが増えてくれれば、今度はさらに子供だけではなく高齢者など社会問題もあるので、そういった部分まで広くサービスが行き渡ればいいなと」
県内では4月から有田町でも同様のサービスが始まっていて、佐賀市、有田町ともに子供たちへの見守り活動の強化が期待されています。
【勧興小に子供が通う母親】
「あとは地域がまだ周辺だけなので、もうちょっと広い範囲になったらいいな」
今回選ばれた小学校はまちなかにあり、見守りスポットの設置など環境整備が行いやすいためでサービスの認知度を上げ徐々に佐賀市内全域に広げていきたいということです。
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