佐賀のニュース

  1. トップ
  2. 佐賀のニュース
  3. かつては多くの店でにぎわった「ふな市」現在は1店舗のみに…気になるフナのお味は?【佐賀県鹿島市】

かつては多くの店でにぎわった「ふな市」現在は1店舗のみに…気になるフナのお味は?【佐賀県鹿島市】

2024/01/19 (金) 18:40

サムネイル
鹿島市で300年以上続く伝統の「ふな市」が19日午前開かれました。いまでは1店舗のみの出店となっていますが、天然のフナを求める多くの人でにぎわいました。

鹿島市浜町の酒蔵通りで300年以上続く伝統行事「ふな市」。19日午前は雨にもかかわらず早朝から多くの人が訪れ、水槽を泳ぐ600匹の天然のフナを次々に買い求めていました。

【筑後市からの購入客】
「懐かしかけんやっぱ、(昔)クリークでいっぱい取りよったけん」
【購入客】
「去年がもう遅く来ましたのでもう売り切れてましたので、時間早く来てよかったねと思います、母の代わりに母はもういませんのでいとこに炊いてやろうかなと」

こちらは、昆布で巻いたフナをみそをこして作った汁で甘辛く煮た郷土料理「ふなんこぐい」です。多くの人にフナを味わってもらおうと、無料でふるまわれていました。

【木村記者】
「昆布のだしの味がしっかりときいていてすごく美味しいです。フナを丸ごと煮込んでいるそうなんですけど、臭みとか骨も全く気にならないです」

地域ではこの「ふなんこぐい」を二十日正月に供えてきたことから、毎年その前日の19日にふな市が開かれ、かつては多くの店でにぎわっていました。一方、フナを食べる人が減ったことから、販売をやめる業者が相次ぎ現在は1店舗だけの出店になっています。

【購入客】
「30年くらいずっと通ってます。コイのあらいがありますけど、フナのあらいで食べたりしてます。もう今ここだけになってしまったんで、ちょっと寂しい気もします」

19日に販売されたのはすべて佐賀平野のクリークで釣られた天然のフナで、小ぶりなフナの方が味が良く人気だということです。
キーワードから探す
佐賀のニュース
特集ニュース

災害の記憶

豪雨、地震、大雪…近年激甚化する災害。過去の教訓を防災に生かしていこうと、県民のみなさんの災害の記憶をシリーズで掲載します。

さがリサーチα

佐賀のニュースをサガテレビの記者が掘り下げるコーナー。もっと知りたくなる佐賀を紹介。

ピックアップ

サガテレビ選りすぐりの企画ニュース、独自取材のニュースを掲載。

新幹線長崎ルート

戦争の記憶

終戦後、日本は、他国と戦火を交えていませんが、ウクライナ侵攻など戦争・紛争は絶えません。サガテレビでは、「戦争の記憶」を次世代へ語り継ぎ、平和について考える取材を続けていきます。

オスプレイ

オスプレイの佐賀空港配備計画の行方は…。サガテレビでは徹底取材を続けていきます。

週間NEWSランキング

こちらもおすすめ

全国のニュース FNNプライムオンライン