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花粉半分!佐賀県が開発した「サガンスギ」の植え替え順調【佐賀県】
2024/03/04 (月) 18:21

スギ花粉の飛散がいまピークを迎えています。一方、県内では、佐賀県が開発した“花粉の量が半分以下”の「サガンスギ」の植林が順調で、3年後には全ての苗木がサガンスギに切り替わる見込みです。
【リポート・川野 優也】
「佐賀市のスギ林です。スギの木には花が咲いています。ご覧のように花粉が出てきます。花粉症には辛いシーズンとなりました」
多くの人を悩ませる、スギ花粉。
その対策の“切り札”として、県は、花粉の量が半分以下の「サガンスギ」の植林を進めています。
【リポート・川野 優也】
「これが35年前に植栽されているサガンスギです。“100年後”には林業の生産に適した場所は全てサガンスギに植え替える」
県は、昨年度サガンスギを植え始め、今年度、6万本を植林。
3年後の2026年度には植林する苗木を全てサガンスギへ切り替える計画です。県が56年かけて開発したサガンスギ。
特徴は花粉だけではありません。
【リポート・川野 優也】
「こちらが植えて4年経った従来のスギです。一方、こちらが同じく植えて4年経ったサガンスギです。成長速度の違いは一目瞭然です」
従来のスギと比べ、成長速度は1.5倍。
伐採までの期間が50年から30年に短縮され、その分労力やコストを削減できます。
【県林業試験場江島淳特別研究員】
「林業の仕事をする人たちにとっては植えてすぐの成長がとても速い。夏場の過酷な下刈り作業の回数が減ることで期待されている」
また、木材の強度も1.5倍。
力を加えてみると、たわみが少ないのが分かります。
現在、県内で林業に従事するのは約250人。
10年前と比べて4割減少していて、サガンスギは担い手確保のきっかけとしても期待されています。
「これですね。黄色いのがどんどん溜まっていく」
一方、新たな取り組みも。
県がいま開発しているのが、花粉の量を“ゼロ”にした無花粉のサガンスギです。
【県林業試験場 森口辰也主査】
「先は長いけど、スタート地点で大事なところ。間違いが無いように慎重にやっている」
林業の強化、そして花粉の少ない山の実現へ。
県は、サガンスギの植林を進めながら無花粉のサガンスギを十数年後に実現したい考えです。
【県林業試験場 江島淳特別研究員】
「DNAレベルでの解析技術が格段に上がってきている。そういった技術を活用することで確実に“無花粉化”できると考えている。できるだけ早く成果を出したい」
【リポート・川野 優也】
「佐賀市のスギ林です。スギの木には花が咲いています。ご覧のように花粉が出てきます。花粉症には辛いシーズンとなりました」
多くの人を悩ませる、スギ花粉。
その対策の“切り札”として、県は、花粉の量が半分以下の「サガンスギ」の植林を進めています。
【リポート・川野 優也】
「これが35年前に植栽されているサガンスギです。“100年後”には林業の生産に適した場所は全てサガンスギに植え替える」
県は、昨年度サガンスギを植え始め、今年度、6万本を植林。
3年後の2026年度には植林する苗木を全てサガンスギへ切り替える計画です。県が56年かけて開発したサガンスギ。
特徴は花粉だけではありません。
【リポート・川野 優也】
「こちらが植えて4年経った従来のスギです。一方、こちらが同じく植えて4年経ったサガンスギです。成長速度の違いは一目瞭然です」
従来のスギと比べ、成長速度は1.5倍。
伐採までの期間が50年から30年に短縮され、その分労力やコストを削減できます。
【県林業試験場江島淳特別研究員】
「林業の仕事をする人たちにとっては植えてすぐの成長がとても速い。夏場の過酷な下刈り作業の回数が減ることで期待されている」
また、木材の強度も1.5倍。
力を加えてみると、たわみが少ないのが分かります。
現在、県内で林業に従事するのは約250人。
10年前と比べて4割減少していて、サガンスギは担い手確保のきっかけとしても期待されています。
「これですね。黄色いのがどんどん溜まっていく」
一方、新たな取り組みも。
県がいま開発しているのが、花粉の量を“ゼロ”にした無花粉のサガンスギです。
【県林業試験場 森口辰也主査】
「先は長いけど、スタート地点で大事なところ。間違いが無いように慎重にやっている」
林業の強化、そして花粉の少ない山の実現へ。
県は、サガンスギの植林を進めながら無花粉のサガンスギを十数年後に実現したい考えです。
【県林業試験場 江島淳特別研究員】
「DNAレベルでの解析技術が格段に上がってきている。そういった技術を活用することで確実に“無花粉化”できると考えている。できるだけ早く成果を出したい」
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