2024/06/03 (月) 18:40

県内一のビワの産地として知られる多久市納所地区で収穫がピークを迎えています。

多久市東多久町の納所地区では約40戸の農家がビワを栽培しています。
このうち陣内隆弘さんの約7アールの畑では3日前から本格的に収穫が始まり、「茂木ビワ」という品種のビワが出荷のピークを迎えています。
今年は、晴れが続いているため実の腐れが少なく、カラスの被害も比較的少ないため品質の良いビワができています。

【陣内隆弘さん】
「今年は、好天が続いたことで特に甘く実っていると思います。いつもは少し硬いものもあるが、今は程よく実の出来上がりとしては最高にできていると思う」

出荷されるビワには実が青いうちから袋がかけられ、見栄えの良さや虫食いの被害に備えられます。
袋に入ったまま収穫されたビワは持ち帰った後選果され、パック詰めが行われます。

【戸川記者】
「こちらでは、今収穫されたビワのパック詰めが行われています。私も1ついただきました。優しい甘さです。みずみずしくて、夏らしい爽やかな味がします」

JAさがによりますと、多久市全体の今年の出荷量は約4トンを見込んでいて、東京や広島を中心に出荷されるということです。