2024/08/09 (金) 18:12

気象予報士の甲斐隆宏さんに聞く「お天気箱」のコーナー。

まずは地震の話題から。
8日、日向灘沖でマグニチュード7.1の地震が発生しました。
佐賀県でも震度4を観測してビックリしたのでは。
1週間程度は余震の恐れがあるため注意が必要です。
佐賀県を震源とする地震は多くありませんが、佐賀県にも活断層がいくつかあります。
活断層とは過去に活動があったり、今後活動する可能性がある断層になります。
もっとも長いものでは佐賀平野に広がる断層帯で22キロにもわたります。
今回の日向灘の地震も他人事とととらえずに日頃からの備えをしておく必要があります。

【アナウンサー】
どんな備えをしたら？

【甲斐気象予報士】
家具を固定されているか、確認して対策をしましょう。
非常用バッグの確認をし、玄関に置いておくと避難の時に持ち出しやすくなります。
また寝ている時に地震が発生することもありますので、枕元に懐中電灯を置いておく、靴やスリッパなどを足元に置いておきましょう。
最後に家族で避難場所をあらためて確認しておきましょう。

10日からの3連休はにわか雨の心配もほとんどなくよく晴れそうです。
39度と異常な暑さになる日もありますので、屋外で活動される場合は万全な熱中症対策をおこなってください。

また、12日、月曜日はペルセウス座流星群が極大を迎えます。
ペルセウス座流星群は3大流星群の一つで、流れ星が多く見られる流星群になります。
北東のペルセウス座のあたりに放射点があり、ここを起点に放射状に流れ星を見ることができます。
極大となるのは三連休最後の8月12日、月曜日の23時ごろになります。
ただこの時間以降も翌朝にかけて多く見られる可能性があります。
開けた暗い場所など条件が揃えば、一時間に40個ほどの流れ星を見ることができます。
夜間もなかなか暑さがおさまりにくいですので、水分をとりながら天体観測を楽しんでいただければと思います。

週間予報です。
3連休明けも晴れたり曇ったりの天気が続くでしょう。
最高気温は平年より高い日が続き、暦の上では秋となっていますが、体調管理を崩さないようにくれぐれもおきをつけください。