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今季初の県産養殖ノリ入札会 平均単価は35円23銭 最初の入札会では最も高値に【佐賀県】

2024/11/28 (木) 18:40

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3年ぶりの日本一奪還を目指す佐賀県産養殖ノリの今シーズン最初の入札会が28日に開かれました。平均単価は35円23銭と最初の入札会では最も高値だということです。

【川浪記者】
「今シーズンのノリの入札会が始まりました。出品枚数は前年と比べ1500万枚ほど多く、平年並みということです」

佐賀県産秋芽網ノリの今シーズン初めてとなる入札会が開かれ、最初に摘みとられたノリ約1億970万枚が出品されました。

【県有明海漁協 西久保敏組合長】
「昨年、一昨年の大凶作を受け、供給責任を果たすべく質の良いノリを1枚でも多く生産できるよう生産者一丸となって取り組んでいく」

28日は全国から51社、約300人の買い付け担当者が、色やつや、香りなどを確かめていました。

【名古屋市のノリ専門商社】
「(出品枚数が)1億超えて、まあまあ出してくれたとホッとしている。われわれも2年続けての不作で在庫も少なくなっているので、ぜひ豊作を期待している」

県有明海漁協によりますと、今シーズンは海の栄養塩も豊富なことから、質が良く枚数も平年並みだということです。
また秋芽網ノリの初入札会では4年ぶりにノリを生産している全支所で色落ち被害のない黒いノリが出品されました。
一方で、漁協によりますと、近年栄養塩不足による色落ちで悩まされていた太良町の大浦支所では、昨シーズンまで5人いた生産者が廃業し、今シーズンは生産しないということです。

ここからは取材にあたった川浪記者です。廃業というニュースは残念ですね。

【川浪記者】
「はい、これまでにも不漁が原因で廃業する漁業者はいましたが、1つの支所全体がつくらなくなったというのはありませんでした。一方、きょうの販売額は約38億6470万円で、平均単価は35円23銭でした。平年単価は、平年を10円ほど上回りシーズン初めての入札会では記録が残る1965年(昭和40年)以降最も高値だということです」

【県有明海漁協 深川辰已参事】
「海の条件も良いので、(日本一)奪還は間違いなくできるんじゃないか」

しかし、最高品質のブランドノリ「佐賀海苔有明海一番」はやわらかさの基準を満たすものがなく、2022年以来2年ぶりに秋芽網ノリでのブランド認定がありませんでした。
県有明海漁協は今シーズン、販売枚数16億枚、販売額232億円を目標に日本一奪還を目指しています。
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