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「ここまで一気に出るものか」インフル流行…医療現場や学校は?発熱外来に130人【佐賀県】

2025/01/16 (木) 18:10

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県内でも流行が続くインフルエンザ。12月は、定点あたりの患者数が全国で3番目に多くなり、現在も警報の基準を大きく上回っています。医療機関や学校でも対応に追われています。

「インフルエンザの検査です。正面を向いて、頭だけちょっと斜め上に上げてもらって…」

症状を訴え、検査した人の約8割がインフルエンザ。

【医師が患者に電話】
「検査結果はインフルエンザA型がプラスです。いま症状どうですか?インフルエンザの薬出しますので、それで経過を見て頂いて…」

車内で受診できる発熱外来。
この佐賀市の横須賀病院では、休日の当番医だった今週月曜日に約130人の患者が訪れました。

【臨床検査技師】
「家族の方が陽性だったので症状が出て、来る人が多い」

県内では、年末、患者が過去最多に。定点医療機関当たりでは大分、鹿児島に次ぎ全国で3番目に多くなりました。

【横須賀病院 横須賀公彦院長】
「症状は軽い人が多い。症状によって(内服・吸入など)薬を使い分けて対応している」


「38.7℃あるね…」
唐津市の4人家族。妻を除く3人がインフルエンザにかかりました。

【倉重千恵さん】
「次男(1歳)が土曜日に発熱して夕方40℃になった」
【夫・祐介さん】
「私がそのあと月曜日に朝から39.5度ぐらい。寒気や頭痛もあったので多分インフルだろうなこれ…と」
1歳の次男の粉薬は、水を加えて団子状にします。

「はい、ごっくん…飲めた?」

依然として流行が続くインフルエンザ。
家族間での感染は、完全に防ぐのは難しいのが現実です。

【倉重千恵さん】
「とりあえず私だけでも動ける状態で良かった。みんな全滅したら子どもたちの世話、病院連れていく、薬飲ませる、ご飯食べさせるができないから…」

チャイムが鳴っても…教室には生徒の姿がありません。
この学級では、14日、感染者が急増。
43人中13人が欠席し、15日から学級閉鎖となりました。

【城南中学校1年3組担任 松尾勇希教諭】
「正直、驚いた。先週の段階で全然流行ってなかったような感じだったから、ここまで一気に出るものなんだな…と」

県内の小・中・高校の学級閉鎖は、12月だけで147件。
ただ、この中学校では今回が初めてでした。

【城南中学校1年3組担任 松尾勇希教諭】
「ほかの学校から『結構まずいんだよね。かなり流行っているんだよね』という話は聞いていた。いつか来るのかな…と思っていたがまさか自分のクラスで、とは思ってなかった。来週はまずは元気に、体調第一に学校に登校してくれたら」

これまでにないペースで感染が広がったインフルエンザ。患者はピークに比べ減少しているものの、今後の動向には注意が必要です。

【横須賀病院 横須賀公彦院長】
「ピークは過ぎたというがまだまだ患者はいる。コロナ感染の人もいるし、肺炎を合併すると重症化する。まだまだ感染対策は続けて頂いた方がいいのかなと」
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