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特別支援学校・建設会社・酒造会社が連携 芋焼酎「命響」まもなく発売【佐賀県】
2025/03/19 (水) 18:21

特別支援学校と建設会社それに酒造会社が連携し取り組んだ芋焼酎がこのほど完成しました。芋焼酎は今週末に開催される鹿島酒蔵ツーリズムで数量限定で販売されます。
【県立盲学校高等部3年 空地祐奈さん】
「自分が描いたラベルのデザインを見て、興味を持って手に取ってもらえたらうれしい」
【谷田建設 谷田政行会長】
「最高のものができた。“命響”命の響き合いということで、みんなで力を合わせてできた商品かな」
まもなく販売が始まる芋焼酎「命響(めいきょう)」
色の配色に加え個性あふれるデザイン、どれもストーリー性のあるラベルが目をひきます。この芋焼酎は県内4つの特別支援学校と建設会社それに酒造会社がタッグを組んでつくりました。
佐賀市にある県立盲学校。
高等部3年の空地祐奈さん芋焼酎のラベルをデザインした一人です。
Q.絵を描くのは得意?
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「高校生になって、体育祭のプログラムの表紙など描く機会が増えたので、絵を描くことがより得意になり好きになった」
タブレットをキャンバスに指先を使って丁寧にイラストを描いていますが、片目は全く見えずもう片方も見えづらいためメガネで矯正しています。
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「特別支援学校に通っている子たちも協力してつくると聞いて、私たちにもできることがあるかなと思って」
そんな空地さんがデザインしたラベルがこちら、有明海からヒントをもらい広い海、そして鳥を描きました。
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「たくさん鳥を描いたのは“生きる”“生命”がテーマだったので、鳥が飛び立っていくのを描いて生きる力強さを表現した。かなり衝撃的で、自分が描いたものが商品化されることにびっくりして」
今回の芋焼酎のテーマは「食と生命(いのち)」「命響(めいきょう)」という名前は大和特別支援学校の生徒が考えたほか、ラベルはプロジェクトに賛同した特別支援学校4校の生徒がデザインしています。
大和特別支援学校は“笑顔になる気持ち”を表現、中原特別支援学校は学校のシンボルのクスと太陽を、それに、うれしの特別支援学校は青空のもと力強く伸びるヒマワリを描きました。
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「高校3年間結構学校行事とかあったが、その中でも自分の中で衝撃的で飛躍できる機会だと思った」
産業廃棄物の処理などを行う谷田建設。
【谷田建設 谷田政行会長】
「この瓦のチップがしゅんせつ土の中に含まれて堆肥として使われる」
会長の谷田政行さんがこのプロジェクトの発起人です。
【谷田建設 谷田政行会長】
「この場所は土を再生して改良土を作っている場所」
きっかけは建設時に発生する土の処理。2021年に熱海市で起きた土石流災害を受け県内でも残土として処分するのではなくリサイクルへの関心が高まりました。
【谷田建設 谷田政行会長】
「河川のしゅんせつ土をリサイクルしたいと思い、その土を使って芋作りをしたいと考え進めてきた」
そこで谷田建設では河川などに堆積したしゅんせつ土を有効活用しようと破砕した竹チップや瓦チップなどを混ぜた農業用肥料を作り、その土を使って焼酎用のサツマイモを作ることに。
【谷田建設 谷田政行会長】
「特別支援学校の先生を訪ねて、イモを作っていただけないかと。そのイモを全量買い取りしますと」
特別支援学校では授業でサツマイモを栽培しているところが多く協力を仰ぐことにしました。
栽培したのは焼酎の原料として使われる黄金千貫という品種のサツマイモ。
プロジェクトに賛同した4つの特別支援学校の生徒たちが育て、去年の秋にあわせて1.5トンを収穫。
谷田建設はそのサツマイモを1キロあたり130円で買い取ったといいます。
Q.芋焼酎飲んだ?
【谷田建設 谷田政行会長】
「申し訳ない、3月22日蔵出しなので、それまでおあずけ」
【光武酒造場 光武博之社長】
「人気は出そう!ストーリーとラベルデザインと。味はちょっとだけ…インパクトがあって」
芋焼酎づくりを引き受けたのは300年以上にわたり酒造りの伝統を守り継いできた鹿島市の光武酒造場。
「命響」がお披露目される鹿島酒蔵ツーリズムまで1週間ほどとなったこの日は、ラベルを貼る作業が行われていました。
Q.このラベルどう?
【従業員】
「すごく良いデザインが。かわいらしい」
【光武酒造場 光武博之社長】
「社会貢献というのは初めてなので、やりがいを感じていろいろなことを考える良い機会になった」
今回のプロジェクトでは1560本の「命響」を製造しました。
【光武酒造場 光武博之社長】
「蒸留してちょっと時間が経ってなく、少し若い味だが、芋焼酎の新酒らしい味がする。こうじ自体はうちがよく使っている黒こうじを使っている。各支援学校が作ったイモで作っているので、特別な思いと、味は特別な味がするんじゃないかな」
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「自分が描いたラベルのデザインを見て、興味を持って手に取ってもられたら嬉しい」
県内4つの特別支援学校と建設会社それに酒造会社のそれぞれの思いが込められた芋焼酎「命響」は3月22日から開催される鹿島酒蔵ツーリズムでお披露目され、2日間数量限定で販売されます。
【県立盲学校高等部3年 空地祐奈さん】
「自分が描いたラベルのデザインを見て、興味を持って手に取ってもらえたらうれしい」
【谷田建設 谷田政行会長】
「最高のものができた。“命響”命の響き合いということで、みんなで力を合わせてできた商品かな」
まもなく販売が始まる芋焼酎「命響(めいきょう)」
色の配色に加え個性あふれるデザイン、どれもストーリー性のあるラベルが目をひきます。この芋焼酎は県内4つの特別支援学校と建設会社それに酒造会社がタッグを組んでつくりました。
佐賀市にある県立盲学校。
高等部3年の空地祐奈さん芋焼酎のラベルをデザインした一人です。
Q.絵を描くのは得意?
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「高校生になって、体育祭のプログラムの表紙など描く機会が増えたので、絵を描くことがより得意になり好きになった」
タブレットをキャンバスに指先を使って丁寧にイラストを描いていますが、片目は全く見えずもう片方も見えづらいためメガネで矯正しています。
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「特別支援学校に通っている子たちも協力してつくると聞いて、私たちにもできることがあるかなと思って」
そんな空地さんがデザインしたラベルがこちら、有明海からヒントをもらい広い海、そして鳥を描きました。
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「たくさん鳥を描いたのは“生きる”“生命”がテーマだったので、鳥が飛び立っていくのを描いて生きる力強さを表現した。かなり衝撃的で、自分が描いたものが商品化されることにびっくりして」
今回の芋焼酎のテーマは「食と生命(いのち)」「命響(めいきょう)」という名前は大和特別支援学校の生徒が考えたほか、ラベルはプロジェクトに賛同した特別支援学校4校の生徒がデザインしています。
大和特別支援学校は“笑顔になる気持ち”を表現、中原特別支援学校は学校のシンボルのクスと太陽を、それに、うれしの特別支援学校は青空のもと力強く伸びるヒマワリを描きました。
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「高校3年間結構学校行事とかあったが、その中でも自分の中で衝撃的で飛躍できる機会だと思った」
産業廃棄物の処理などを行う谷田建設。
【谷田建設 谷田政行会長】
「この瓦のチップがしゅんせつ土の中に含まれて堆肥として使われる」
会長の谷田政行さんがこのプロジェクトの発起人です。
【谷田建設 谷田政行会長】
「この場所は土を再生して改良土を作っている場所」
きっかけは建設時に発生する土の処理。2021年に熱海市で起きた土石流災害を受け県内でも残土として処分するのではなくリサイクルへの関心が高まりました。
【谷田建設 谷田政行会長】
「河川のしゅんせつ土をリサイクルしたいと思い、その土を使って芋作りをしたいと考え進めてきた」
そこで谷田建設では河川などに堆積したしゅんせつ土を有効活用しようと破砕した竹チップや瓦チップなどを混ぜた農業用肥料を作り、その土を使って焼酎用のサツマイモを作ることに。
【谷田建設 谷田政行会長】
「特別支援学校の先生を訪ねて、イモを作っていただけないかと。そのイモを全量買い取りしますと」
特別支援学校では授業でサツマイモを栽培しているところが多く協力を仰ぐことにしました。
栽培したのは焼酎の原料として使われる黄金千貫という品種のサツマイモ。
プロジェクトに賛同した4つの特別支援学校の生徒たちが育て、去年の秋にあわせて1.5トンを収穫。
谷田建設はそのサツマイモを1キロあたり130円で買い取ったといいます。
Q.芋焼酎飲んだ?
【谷田建設 谷田政行会長】
「申し訳ない、3月22日蔵出しなので、それまでおあずけ」
【光武酒造場 光武博之社長】
「人気は出そう!ストーリーとラベルデザインと。味はちょっとだけ…インパクトがあって」
芋焼酎づくりを引き受けたのは300年以上にわたり酒造りの伝統を守り継いできた鹿島市の光武酒造場。
「命響」がお披露目される鹿島酒蔵ツーリズムまで1週間ほどとなったこの日は、ラベルを貼る作業が行われていました。
Q.このラベルどう?
【従業員】
「すごく良いデザインが。かわいらしい」
【光武酒造場 光武博之社長】
「社会貢献というのは初めてなので、やりがいを感じていろいろなことを考える良い機会になった」
今回のプロジェクトでは1560本の「命響」を製造しました。
【光武酒造場 光武博之社長】
「蒸留してちょっと時間が経ってなく、少し若い味だが、芋焼酎の新酒らしい味がする。こうじ自体はうちがよく使っている黒こうじを使っている。各支援学校が作ったイモで作っているので、特別な思いと、味は特別な味がするんじゃないかな」
【県立盲学校3年 空地祐奈さん】
「自分が描いたラベルのデザインを見て、興味を持って手に取ってもられたら嬉しい」
県内4つの特別支援学校と建設会社それに酒造会社のそれぞれの思いが込められた芋焼酎「命響」は3月22日から開催される鹿島酒蔵ツーリズムでお披露目され、2日間数量限定で販売されます。
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