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初めての登下校を安心安全に「7さいめせん」通学路の安全対策【佐賀県】
2025/04/23 (水) 18:40

この春多くの子供たちが小学校に入学しました。不慣れな子供たちに安心安全な登下校をしてもらおうと7歳の目線に立った取り組みが始まっています。
【リポート・吉冨綾花】
「日新小学校のすぐそばの通学路です。こちらの側溝、もともと蓋がありませんでしたが、蓋がついたことで安心して歩けるようになりました」
道路にある街路樹や側溝。子どもの目線だと気づけない多くの危険が隠れています。そこで始まったのが「7さいめせんのこうつうあんぜん」。
視野が狭く身長も低い「7さいめせん」に立った取り組みです。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「7歳の事故が多いことを雑誌の記事で知りまして。もうすぐ入学する(6歳の)息子がいたので他人事ではないと非常に不安に思ったのがきっかけ」
発案したのは県道路安全推進室の三瀬志帆美さんです。取り組みの背景には2児の母である三瀬さんだからこそ気づけたことがありました。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「大人の高さから見ると左右確認問題ないのですが、息子はかなり前まで出て行ってしまっていて。息子の高さからは全然右からくる車が見えなくて」
小学1年生の平均身長は約115センチ。塀や街路樹が妨げとなり、車が来ているのがわからない場所も多いのが現状です。
また、小学校に入学し1人で行動する機会が増える1年生や2年生は、交通事故のリスクが高いとされる「魔の7歳」とも呼ばれます。警察によりますと令和元年から5年度の県内の交通事故での死傷者数は7歳が34人と最も多くなっています。
【リポート・吉冨綾花】
「実際の現場に連れてきていただきました。ここでこう、しゃがんでみると・・・車が来るのがほとんど見えません」
県はこうした場所の横断歩道の近くの植木を除去して見通しをよくするなど通学路の安全対策を行っています。
【リポート・吉冨綾花】
「植木がない場所だと車が来るのがはっきりとわかります」
また、縁石の上を歩いたり側溝をのぞき込んだりと子どもならではの危険な行動についても対策をしています。
これまでも、保護者などが中心となって通学路の点検をし、危険な場所があれば対策を行ってきました。
しかし、そもそも点検者によって危険だと判断するポイントが異なることが課題となっています。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「やっぱり人それぞれで感じ方が違うので、統一した点検ができていないなというところがあったので」
今後は「点検マニュアル」を作り一律の基準で危険な場所をピックアップする仕組みを作る予定です。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「事故にあったというニュースを見ると、全然自分の子どもじゃなくてもつらい気持ちになるので、そういったことが一つでもなくなるように。私一人ではできることが限られるのでいろんな方にこの取り組みを知ってもらって、みんなが7歳の事故について意識してもらえたら」
マニュアルは専門家の意見も取り入れながら今年度中の完成を目指しています。今後は保護者や学校、警察など地域全体で活用していくということです。
【リポート・吉冨綾花】
「日新小学校のすぐそばの通学路です。こちらの側溝、もともと蓋がありませんでしたが、蓋がついたことで安心して歩けるようになりました」
道路にある街路樹や側溝。子どもの目線だと気づけない多くの危険が隠れています。そこで始まったのが「7さいめせんのこうつうあんぜん」。
視野が狭く身長も低い「7さいめせん」に立った取り組みです。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「7歳の事故が多いことを雑誌の記事で知りまして。もうすぐ入学する(6歳の)息子がいたので他人事ではないと非常に不安に思ったのがきっかけ」
発案したのは県道路安全推進室の三瀬志帆美さんです。取り組みの背景には2児の母である三瀬さんだからこそ気づけたことがありました。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「大人の高さから見ると左右確認問題ないのですが、息子はかなり前まで出て行ってしまっていて。息子の高さからは全然右からくる車が見えなくて」
小学1年生の平均身長は約115センチ。塀や街路樹が妨げとなり、車が来ているのがわからない場所も多いのが現状です。
また、小学校に入学し1人で行動する機会が増える1年生や2年生は、交通事故のリスクが高いとされる「魔の7歳」とも呼ばれます。警察によりますと令和元年から5年度の県内の交通事故での死傷者数は7歳が34人と最も多くなっています。
【リポート・吉冨綾花】
「実際の現場に連れてきていただきました。ここでこう、しゃがんでみると・・・車が来るのがほとんど見えません」
県はこうした場所の横断歩道の近くの植木を除去して見通しをよくするなど通学路の安全対策を行っています。
【リポート・吉冨綾花】
「植木がない場所だと車が来るのがはっきりとわかります」
また、縁石の上を歩いたり側溝をのぞき込んだりと子どもならではの危険な行動についても対策をしています。
これまでも、保護者などが中心となって通学路の点検をし、危険な場所があれば対策を行ってきました。
しかし、そもそも点検者によって危険だと判断するポイントが異なることが課題となっています。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「やっぱり人それぞれで感じ方が違うので、統一した点検ができていないなというところがあったので」
今後は「点検マニュアル」を作り一律の基準で危険な場所をピックアップする仕組みを作る予定です。
【県道路安全推進室 三瀬志帆美さん】
「事故にあったというニュースを見ると、全然自分の子どもじゃなくてもつらい気持ちになるので、そういったことが一つでもなくなるように。私一人ではできることが限られるのでいろんな方にこの取り組みを知ってもらって、みんなが7歳の事故について意識してもらえたら」
マニュアルは専門家の意見も取り入れながら今年度中の完成を目指しています。今後は保護者や学校、警察など地域全体で活用していくということです。
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