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佐賀県知事は「不快」 長崎ルート問題 長崎県が自民党に「フル規格整備」を要望
2020/08/26 (水) 18:40
九州新幹線長崎ルートをめぐり長崎県の中村知事が26日東京の自民党本部を訪れ、岸田政調会長に全線フル規格整備を要望しました。
中村知事は26日午後、長崎県選出の国会議員らとともに、自民党の岸田政調会長に九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化を求める要望書を手渡しました。
未着工区間の新鳥栖ー武雄温泉間について、国は佐賀県に対してフル規格を含む5つの整備方式すべてに対応する環境アセスメントの手続き入りを提案しましたが、県は断り実現していません。
一方、長崎県は2023年度の着工が危ぶまれることから環境アセスの早期実施のほか、財源の確保を目指して同じように未着工の北陸新幹線と一体的に議論することなどを求めています。
中村法道知事:「国において責任のある立場から今後、整備方式や具体的な諸課題への対応等について課題を整理し、説明していただく必要があるのではないかと」
要望に対して岸田政調会長は「しっかり期待に応えていくよう努力していきたい」と語ったとしていますが、財源の確保や国から佐賀県への説明については具体的な言及はなかったということです。
一方、山口知事は、26日の会見で次のように述べ、長崎県側を批判しました。
山口知事:「佐賀県の思いについて一顧だにせず、そういう突っ走る行動をしていることについては不快に思っている」
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