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九州新幹線長崎ルート フル規格について 県側が佐賀駅を通るルート以外も検証するよう提案
2021/05/31 (月) 18:40
九州新幹線長崎ルートの、新鳥栖ー武雄温泉間の整備方式をめぐる県と国の協議が31日あり、県側はフル規格について佐賀駅を通るルート以外も検証するよう提案しました。
九州新幹線長崎ルートをめぐり、新鳥栖ー武雄温泉間の整備方式を議論している県と国交省の事務レベル協議。約7カ月前に行われた前回の協議では、国交省は5つの整備方式を比較・検討した詳細を県に示していました。
これについて、今回県側は様々な可能性を議論するのが「幅広い協議」の趣旨だとして、フル規格については佐賀駅を通るルートだけでなく佐賀空港や佐賀市北部を回るルートについても検証して示すよう提案しました。国交省側は「佐賀駅を通るルートが適切と思っている」と前置きした上で、「どのような数字をどのような形で示せるか分からないが、他のルートについても協議ができるよう準備を進めたい」と応じました。
国交省・足立基成 幹線鉄道課長:「ルートの話ということで非常に難しい話ですけども、いま初めて佐賀県さんから、こういうのしてみてくださいというお話があったのは、能動的なお話があったのは、まあ大きい進歩だなと」
県・山下宗人 地域交流部長:「勘違いされてもらっちゃ困るのは、決して舵をとったわけではなくて、すべからく幅広くやっていくということにしていますので、あたかも真ん中の佐賀駅ルートだけがフル(規格)の検討対象じゃないということをはっきりさせないといけないかなと」
長崎ルートは武雄温泉ー長崎間が在来線と、新幹線のリレー方式で来年秋に暫定開業する予定です。
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