佐賀のニュース
九州新幹線長崎ルート 財政負担の軽減策などの意見を与党プロジェクトチームに報告
2021/06/14 (月) 18:45
九州新幹線長崎ルートの新鳥栖-武雄温泉間の整備方針をめぐり、14日与党検討委員会は佐賀県の財政負担の軽減策のほか、並行在来線はJR九州が運行を維持すべきとする意見を、プロジェクトチームに報告しました。
長崎ルートの整備の在り方を議論してきた与党検討委員会は、JR九州が国に支払う線路の使用料、いわゆる貸付料の支払い期間について、当初の30年から延長することなどで佐賀県側の財政負担の軽減を図ること、課題となっている並行在来線についてはJR九州が運行を維持することが不可欠だとする意見をまとめ、与党プロジェクトチームに報告しました。
JR九州は新幹線開業後の並行在来線についてコメントを発表し、「在来線の利便性の問題は、地域の皆様にとって重要な課題である」としたうえで、「必ずしも経営分離を前提とせず、佐賀県等から具体的な課題認識のご意見を拝聴しながら、真摯に議論を深めたい」としています。また、「フル規格という選択肢にある程度の目途がつきそうな段階になれば、議論を深めたい」とコメントしています。
関係者によると並行在来線の運行についてJR九州側もおおむね理解を示しているということです。
また、ルートについては佐賀駅を通るルートが想定されていますが、佐賀駅の北側や佐賀空港を通るルートについても整備費用や効果について試算することにしています。
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