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一夜でまちの景色が一変…国道に“巨大歩道橋”【佐賀県】

2022/09/08 (木) 18:18

9月4日、佐賀市の国道で巨大な歩道橋を設置する工事が行われました。往来への影響を抑えるため作業は夜中に行われ、一夜にしてまちの景色が一変しました。

【川野優也】
「SAGASUNRIZEPARKと書かれた電光掲示板が光っています。佐賀市日の出、午前0時です。昼間は交通量の多いところですが今はこの交差点より奥は全面通行止めです。これからこの国道上に歩道橋が出現します」

日曜日の深夜から未明に行われた大規模な通行止め。
工事現場では、クレーンに繋がれた巨大な部品を前に、作業員が慎重に準備を進めていました。

【見物人】
「橋がかかるということで楽しみだったので来た」

2024年の国民スポーツ大会などに向け、佐賀市で整備が進むSAGAサンライズパーク。
歩道橋の設置は、事前に道路脇で組み立てた「橋げた」を回転させ、国道をまたいで据え付ける計画です。
大規模な工事を一目見ようと、現場には多くの住民が訪れました。

【見物人】
「建造物の写真が好き。橋がぴったりはまる瞬間があると思うので楽しみ」
「クレーン車が好き。働く車とか。そういったのが動いているところが一番見られたらいい」

午前2時前。

【山口知事】
「作業開始します。スタート！」

クレーンでの吊り上げと旋回を開始。
橋げたは、長さ40メートル、重さ100トン。
ゆっくりと回転させながら設置していきます。

緊張感に包まれる中、作業が進むこと、30分…。
午前2時半、設置が完了。
一夜にして、周辺は全く違う光景となりました。

【見物人】
「設置された驚き半分、渡ってみたい好奇心半分」
「今まで通っていた風景に橋がかかっているので、将来人が歩いていく光景やコンサートや試合があっているのを想像しながら繋がるのを見ていた」

国道をまたいで東西を結んだ歩道橋。5日、一足早く登らせてもらいました。

【川野優也】
「橋の上に登ってきました。歩道橋ができたことで佐賀市文化会館から国道上を通ってアリーナ側にスムーズに行けるようになります。まだ工事途中なので、今後さらに反対側の道が繋がっていきます」

【県道路課草津勝信技術監】
「SAGAアリーナと佐賀市文化会館が繋がったことで利用する人が交通量の多い国道263号を安全に横断できるようになる。SAGAサンライズパークを象徴するような橋になれば」

歩道橋の名前は「栄光橋」。
供用開始は2023年の春で、同じころに九州最大級のアリーナも完成予定です。

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