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「竹も人も有効活用を」増えすぎた竹を切り 豊かな森づくり目指すNPO法人"かいろう基山"【佐賀県】
2023/09/19 (火) 18:40
春の味覚「タケノコ」や、童話の「竹取物語」。竹は昔から私たちの生活に身近なものですが、あっという間に成長し、伸びすぎ・増えすぎた竹は有害となることも。増えすぎた竹を切り、豊かな森づくりを目指している基山町のNPOを取材しました。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「毎日こんなことをやっている団体というのは里山保全の団体で全国でもないのではないか。それくらい稀有な団体です」
基山町園部の竹林で竹を切る男性。NPO法人かいろう基山の代表、松原幸孝さん72歳です。かいろう基山は老いを楽しみながら地域貢献しようと、2004年に設立された主に森林整備に取り組むシニアボランティア団体です。活動は火曜日から土曜日の午前中、65人の会員のうち、おもに14人が中心となって活動しています。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「自分の空いた時間に体力とお金を使って奉仕をしてもらうということですので。なるだけ強制はしません」
この日活動に参加したのは2人。松原さんと80代の元大工の男性でした。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「本当鋸の使い方が上手いんですよ」
かいろう基山が竹の伐採に力を入れるのには理由があります。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「本当は(平成)20年度で会を閉じる予定だった。そんなときにあんたがこれから来るんだったらもう1年やろうかなと。みなさんの意見を聞いていたら竹を切って山をきれいにすることは楽しいしおもしろいし役に立つし、これを続けていきたいという声がとても多かったので・・・」
竹は非常に繁殖力が強く、地中に伸びた地下茎からタケノコが出てきて3年目の地下茎がもっともタケノコを産むと言われています。
また、節ごとに「成長点」があるため、この成長点が1日数センチ伸びれば節の数ほど成長します。
【宮崎カメラマン】
「けっこう重労働ですね・・・」
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「はい」
【宮崎カメラマン】
「1本切るだけで」
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「すごいでしょ」
あっという間に成長する竹のライフサイクルに人手が追いついておらず、枯れても撤去に手間がかかるため森林が荒れ果てる原因となります。元自衛官だった松原さんが保全活動に携わるようになったきっかけとは。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「第二の人生は地域住民の方々のために漠然と考えていた。各県を回っていた時に高速道路から見る山々が孟宗竹だらけだった。困っているってこれか、と。まだ人生あるのでもっと社会のために役立てるな、ということから保全活動に入るようになった」
この日は、基山中学校の生徒5人が職場体験。生徒たちは切り出した竹から炊飯器や器、箸を作ります。
この日は松原さん以外に5人のメンバーが参加しました。
【男性2人(70代)】
「僕は週に1回きています。土曜日だけ。福岡の和白。片道1時間ちょっと、へたすると2時間くらい。そういうこともあって週に1回だけ遊ばせてもらってます」
「大体毎日出ていたがことしは異常(気象)でしょう。松原さんにも言っているけど、老人がくそ暑い時にやっている状態では今年はないですよと散々悪口言っています」
慣れないのこぎりを扱う中学生をメンバーたちが指導していきます。
【生徒】
「すごくおいしい。動かすのが苦労した」
「みんなで食べるおいしさと自分で作った嬉しさがあり、そういうおいしさがあった」
「竹で作ったのは初めてだったけど、炊飯器で作った時みたいにおいしくできるんだなと思った」
かいろう基山ではほかにも竹を細かく砕き、竹炭と家畜の排出物とを混ぜて堆肥を作ってホームページ上で販売するなど様々な活動に取り組んでいます。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「なんとか若い人を雇用できるようになりたい。その一歩として竹が資源になるので竹の資源化事業を行っている。竹って資源になるんだと思ってくれる方々とか企業が出てきたならばそういう方が竹を求めて山に入っていきますので、そうするとより早く山がきれいになるのでは」
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「毎日こんなことをやっている団体というのは里山保全の団体で全国でもないのではないか。それくらい稀有な団体です」
基山町園部の竹林で竹を切る男性。NPO法人かいろう基山の代表、松原幸孝さん72歳です。かいろう基山は老いを楽しみながら地域貢献しようと、2004年に設立された主に森林整備に取り組むシニアボランティア団体です。活動は火曜日から土曜日の午前中、65人の会員のうち、おもに14人が中心となって活動しています。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「自分の空いた時間に体力とお金を使って奉仕をしてもらうということですので。なるだけ強制はしません」
この日活動に参加したのは2人。松原さんと80代の元大工の男性でした。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「本当鋸の使い方が上手いんですよ」
かいろう基山が竹の伐採に力を入れるのには理由があります。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「本当は(平成)20年度で会を閉じる予定だった。そんなときにあんたがこれから来るんだったらもう1年やろうかなと。みなさんの意見を聞いていたら竹を切って山をきれいにすることは楽しいしおもしろいし役に立つし、これを続けていきたいという声がとても多かったので・・・」
竹は非常に繁殖力が強く、地中に伸びた地下茎からタケノコが出てきて3年目の地下茎がもっともタケノコを産むと言われています。
また、節ごとに「成長点」があるため、この成長点が1日数センチ伸びれば節の数ほど成長します。
【宮崎カメラマン】
「けっこう重労働ですね・・・」
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「はい」
【宮崎カメラマン】
「1本切るだけで」
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「すごいでしょ」
あっという間に成長する竹のライフサイクルに人手が追いついておらず、枯れても撤去に手間がかかるため森林が荒れ果てる原因となります。元自衛官だった松原さんが保全活動に携わるようになったきっかけとは。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「第二の人生は地域住民の方々のために漠然と考えていた。各県を回っていた時に高速道路から見る山々が孟宗竹だらけだった。困っているってこれか、と。まだ人生あるのでもっと社会のために役立てるな、ということから保全活動に入るようになった」
この日は、基山中学校の生徒5人が職場体験。生徒たちは切り出した竹から炊飯器や器、箸を作ります。
この日は松原さん以外に5人のメンバーが参加しました。
【男性2人(70代)】
「僕は週に1回きています。土曜日だけ。福岡の和白。片道1時間ちょっと、へたすると2時間くらい。そういうこともあって週に1回だけ遊ばせてもらってます」
「大体毎日出ていたがことしは異常(気象)でしょう。松原さんにも言っているけど、老人がくそ暑い時にやっている状態では今年はないですよと散々悪口言っています」
慣れないのこぎりを扱う中学生をメンバーたちが指導していきます。
【生徒】
「すごくおいしい。動かすのが苦労した」
「みんなで食べるおいしさと自分で作った嬉しさがあり、そういうおいしさがあった」
「竹で作ったのは初めてだったけど、炊飯器で作った時みたいにおいしくできるんだなと思った」
かいろう基山ではほかにも竹を細かく砕き、竹炭と家畜の排出物とを混ぜて堆肥を作ってホームページ上で販売するなど様々な活動に取り組んでいます。
【NPO法人かいろう基山 松原幸孝さん】
「なんとか若い人を雇用できるようになりたい。その一歩として竹が資源になるので竹の資源化事業を行っている。竹って資源になるんだと思ってくれる方々とか企業が出てきたならばそういう方が竹を求めて山に入っていきますので、そうするとより早く山がきれいになるのでは」
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