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養殖ノリ日本一奪還へ”過去最高値”も出品枚数少なく 栄養塩不足で色落ちも【佐賀県】
2023/12/11 (月) 18:19

日本一奪還がかかる佐賀県産の養殖ノリ。先週金曜日、今シーズン初の入札会では過去最高値となる平均単価がつきました。一方、その背景には出品枚数の少なさがあり、今シーズンも栄養塩不足を不安視する声があります。
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「去年より厳しいです。去年は雨とかで助けられて戻ったんですけどね。でまた最後色落ちで終わったんですけど。今年はさらに厳しいです」
【リポート・堀 竜泰】
「午前6時半すぎの有明海です。昨年は果たせなかった日本一の奪還に向けてノリの種付けが解禁されました」
10月27日、今シーズンの種付けが始まりました。ノリ漁のスタートです。
【県有明海漁協 西久保敏組合長】
「昨年の不作を踏まえてですね、今年の夏のシーズンから生産者が気合の入ってですね、今まで以上に海底耕運と二枚貝の設置ばですね。そういう答えも最終的には出て来るやろうと思っている」
生産量日本一奪還に向けた対策の1つが二枚貝の放流です。
ノリの成長には海の栄養塩が欠かせませんが、同じく栄養塩を食べるプランクトンが増殖し、いわゆる赤潮が発生すると、ノリの色落ちの原因となります。
【リポート・長島 百花】
「1センチほどのサルボウの稚貝をこれから海に放流します」
二枚貝はプランクトンを捕食する働きが期待でき、県は種付けの時期にあわせてサルボウガイ200万個を有明海に放流しました。
そして、種付けから約1カ月後の11月28日、佐賀市川副町の漁場では黒々としたノリが摘み取られていました。
【ノリ漁業者(南川副地区)佐々木涼太さん】
「栄養塩も安定していて、そこまで影響なく育ってきたかなと思います。おいしいノリというか味もあって色もあって、すくすく育ってます」
【リポート・原竹 凌太朗】
「今シーズンのノリの初入札が始まりました。今回は3年ぶりに全支所からのノリの出品があったということです」
先週金曜日、今シーズン初の入札会。
県内15支所すべてから出品があるのは3年ぶりのことでした。
1枚あたりの平均単価は33円90銭と、記録が残る約50年間で過去最高値を更新、販売総額は去年の1.8倍となる32億1600万円でした。
一方で、この“異常”ともいえる高値の背景には約9489万枚という平成以降2番目に少ない出品枚数があります。
Q.少ない理由は…?
【県有明海漁協 深川辰巳参事】
「“地域差”がありましてですね」
白石地区のノリ漁業者、森慎二さんです。
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「ひどいでしょ。これが300いくらとか400枚あるんですよ。600枚張り込んで」
【リポート・原竹 凌太朗】
「これくらい色落ちするのって過去にあったんですか?」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「ありますね、結構最近はひどくなって。でもここまではなかったですね、正直。ここまでひどいのはないです」
県内中西部に位置する白石沖の漁場では顕著な色落ち被害が出ていました。
佐賀市川副町など東部の漁場と比べると色の違いがはっきりと分かります。
【リポート・原竹 凌太朗】
「ここまでなってしまった原因は?」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「栄養塩でしょうね、雨も降らないしですね」
ノリの色落ち、つまり栄養塩が不足するもう1つの大きな要因は“雨の少なさ”にあります。
雨が降れば、栄養塩は川から海へ供給されますが、今年は、ノリ漁が始まった10月、そして11月の降水量は平年の半分以下でした。
このため、河口から離れれば離れるほど色落ちの被害が大きいと森さんは話します。
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「向こうに川があるんでですね。塩田川って。でもそれでもこれくらいですもんね。よその悪いって言ってるのがこのくらい。たぶん東部地区とかが色冷めているって言ったら。でも俺たちはこういう場所が一番良い場所なんですよ」
このほか、鹿島や太良など西南部の漁場も深刻な状況が続いています。
昨シーズンに続く、雨の少なさや赤潮によるノリ養殖への影響。
ただ、今シーズンの漁はまだまだ続きます。
秋芽網ノリは年末まで、そのあとには生産量の7割を占める冷凍網ノリが控えています。
【県有明海漁協 深川辰巳参事】
「雨次第で全然変わってくると思いますので、雨が降ってくれたら色のある良いノリがとれてくれると思っております」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「おいしいノリを届けたいんですけどね。雨と風次第じゃないですかね。しけて雨が降ってくれたらいきなり戻ることもあるんでですね。可能性は低いですけどね。ここまで来たら。どうにかして助けてくれるものがあればいいんですけどね。海況が良かったらみんなやる気も出るやろうし」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「去年より厳しいです。去年は雨とかで助けられて戻ったんですけどね。でまた最後色落ちで終わったんですけど。今年はさらに厳しいです」
【リポート・堀 竜泰】
「午前6時半すぎの有明海です。昨年は果たせなかった日本一の奪還に向けてノリの種付けが解禁されました」
10月27日、今シーズンの種付けが始まりました。ノリ漁のスタートです。
【県有明海漁協 西久保敏組合長】
「昨年の不作を踏まえてですね、今年の夏のシーズンから生産者が気合の入ってですね、今まで以上に海底耕運と二枚貝の設置ばですね。そういう答えも最終的には出て来るやろうと思っている」
生産量日本一奪還に向けた対策の1つが二枚貝の放流です。
ノリの成長には海の栄養塩が欠かせませんが、同じく栄養塩を食べるプランクトンが増殖し、いわゆる赤潮が発生すると、ノリの色落ちの原因となります。
【リポート・長島 百花】
「1センチほどのサルボウの稚貝をこれから海に放流します」
二枚貝はプランクトンを捕食する働きが期待でき、県は種付けの時期にあわせてサルボウガイ200万個を有明海に放流しました。
そして、種付けから約1カ月後の11月28日、佐賀市川副町の漁場では黒々としたノリが摘み取られていました。
【ノリ漁業者(南川副地区)佐々木涼太さん】
「栄養塩も安定していて、そこまで影響なく育ってきたかなと思います。おいしいノリというか味もあって色もあって、すくすく育ってます」
【リポート・原竹 凌太朗】
「今シーズンのノリの初入札が始まりました。今回は3年ぶりに全支所からのノリの出品があったということです」
先週金曜日、今シーズン初の入札会。
県内15支所すべてから出品があるのは3年ぶりのことでした。
1枚あたりの平均単価は33円90銭と、記録が残る約50年間で過去最高値を更新、販売総額は去年の1.8倍となる32億1600万円でした。
一方で、この“異常”ともいえる高値の背景には約9489万枚という平成以降2番目に少ない出品枚数があります。
Q.少ない理由は…?
【県有明海漁協 深川辰巳参事】
「“地域差”がありましてですね」
白石地区のノリ漁業者、森慎二さんです。
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「ひどいでしょ。これが300いくらとか400枚あるんですよ。600枚張り込んで」
【リポート・原竹 凌太朗】
「これくらい色落ちするのって過去にあったんですか?」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「ありますね、結構最近はひどくなって。でもここまではなかったですね、正直。ここまでひどいのはないです」
県内中西部に位置する白石沖の漁場では顕著な色落ち被害が出ていました。
佐賀市川副町など東部の漁場と比べると色の違いがはっきりと分かります。
【リポート・原竹 凌太朗】
「ここまでなってしまった原因は?」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「栄養塩でしょうね、雨も降らないしですね」
ノリの色落ち、つまり栄養塩が不足するもう1つの大きな要因は“雨の少なさ”にあります。
雨が降れば、栄養塩は川から海へ供給されますが、今年は、ノリ漁が始まった10月、そして11月の降水量は平年の半分以下でした。
このため、河口から離れれば離れるほど色落ちの被害が大きいと森さんは話します。
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「向こうに川があるんでですね。塩田川って。でもそれでもこれくらいですもんね。よその悪いって言ってるのがこのくらい。たぶん東部地区とかが色冷めているって言ったら。でも俺たちはこういう場所が一番良い場所なんですよ」
このほか、鹿島や太良など西南部の漁場も深刻な状況が続いています。
昨シーズンに続く、雨の少なさや赤潮によるノリ養殖への影響。
ただ、今シーズンの漁はまだまだ続きます。
秋芽網ノリは年末まで、そのあとには生産量の7割を占める冷凍網ノリが控えています。
【県有明海漁協 深川辰巳参事】
「雨次第で全然変わってくると思いますので、雨が降ってくれたら色のある良いノリがとれてくれると思っております」
【ノリ漁業者(白石地区)森慎二さん】
「おいしいノリを届けたいんですけどね。雨と風次第じゃないですかね。しけて雨が降ってくれたらいきなり戻ることもあるんでですね。可能性は低いですけどね。ここまで来たら。どうにかして助けてくれるものがあればいいんですけどね。海況が良かったらみんなやる気も出るやろうし」
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