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国交省「一歩でも前に進めたい」九州新幹線長崎ルート 28日協議へ 国交省に単独インタビュー【佐賀県】

2023/12/27 (水) 18:13

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九州新幹線長崎ルートの新鳥栖ー武雄温泉間をめぐり、国と佐賀県は28日、整備方式の協議を行います。12月、国交省の幹部が単独インタビューに応じ、「一歩でも前に進めたい」と協議への意欲を示しました。

国交省の平嶋鉄道局次長。
新鳥栖ー武雄温泉間の協議のため、28日、佐賀県を訪れます。

【国土交通省・平嶋隆司鉄道局次長】
「やり取りをしっかりしながら一緒に案を作っていく過程の話。忌憚なく意見交換できれば、話ができればと思う」

今回の協議は、与党検討委員会の要請を受けた国交省が県に打診したものです。県は、今のところ協議の内容に関する通知は無いとしています。

Q.どういう考えを伝えるのか
【国土交通省・平嶋隆司鉄道局次長】
「我々としては佐賀駅を通るアセスルートの意味を説明してきた。こういうものがしっかりまず伝わるよう説明を引き続きするのが大事だと思っている」

国やJR九州が「ベスト」とする佐賀駅ルート。
一方、山口知事は在来線の利便性低下や多額の費用負担を理由に反対していて、佐賀空港周辺を通る南回りルートの議論の余地を指摘しています。
南回りルートの議論について、平嶋鉄道局次長は。

【国土交通省・平嶋隆司鉄道局次長】
「どういったルートのイメージで言っているか承知していない。全体としてどういう考えを持っているのかを含めて聞こうとは思う。一回作った非常に高規格の施設が長い期間経済にも人流にも大きな効果をもたらす。相互の理解を合わせながら進めることが大事」

新鳥栖ー武雄温泉間の国と県の協議は今年2月以来、10カ月ぶり。
国交省が、県に対し新たな展望を示せるのか、議論の行方が注目されます。

Q.今回の議論は進みそうか
【国土交通省・平嶋隆司鉄道局次長】
「一歩でも前に進められるような話ができれば。また、その糸口となるような話があればなと思う」

一方、山口知事は27日、長崎ルートについて
「1つの案を作るだけでも大変困難」との認識を示したうえで、国との協議について次のように話しました。

【山口知事】
「あす国交省が来られるので、どういう話になるか、鉄道局次長と聞いているが、うちの南里副知事と私は『できるだけフランクに思ったことを話す回にしたら』と言ってあるので、いろんな議論をされると思う。そういったことを踏まえて、その後の展開、新年の展開になる」
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