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大阪万博開幕!県内出展予定企業を紹介 佐賀を世界に発信する足がかりに期待【佐賀県】

2025/04/14 (月) 18:18

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続いては13日開幕した「大阪・関西万博」約160の国と地域が参加し会場には大勢の人で賑わいました。この会場に県内の企業も出展しています。佐賀を世界に発信する足がかりにしようと期待する声を聞いてきました。

【竹下製菓 竹下真由社長】
「食を通じてハッピーになっていただきたいなという気持ちひとつでここまでやってきましたんで、6ヶ月間走り抜けたいなと思ってますので頑張ります」

「大阪・関西万博」に「未来食堂」と銘打ったエリアに出展する小城市の菓子メーカー・竹下製菓。
会場で販売される県民のソウルフード、ブラックモンブランのパッケージは万博限定仕様に。それだけではありません。

【木村賢勇記者・リポート】
「万博会場限定のブラックモンブランをいただきます。ミルクを使っていないとは思えないほどクリーミーな甘さが口に広がります」

【竹下製菓 竹下真由社長】
「乳以外の原料を使用したアイスクリームをおいしくできないかなっていうのを実は色々考えて数年前から研究開発はしていた」

チョコで包まれたアイスに牛乳などの乳製品は一切使われず、原料は植物性由来のもののみ。当初は万博のために開発を進めていた商品ではなかったそうですが、「くまモン」の生みの親で万博ではパビリオンを手がける小山薫堂さんの勧めもあり出展を決めました。

【竹下製菓 竹下真由社長】
「よかったらチャレンジしてみたらどうですか?みたいなお話をいただいたので多くの方々に知っていただけるチャンスにもなり得るかもしれないと思って佐賀から大阪まで乗り込んでいくぞと」

そのほか“大阪”の文字がかたどられたチュロスは、日本酒を造る過程で酒米を削るときに出る米粉のみで作られています。
一般的なチュロスとは違って、小麦粉などを一切使わないグルテンフリーの商品です。

【竹下製菓 竹下真由社長】
「米粉は日本に昔からある素材ではあるものの、やっぱり小麦粉に押されて、まだまだ普及していない。小麦粉を使った商品ってものすごく多いですけど、アレルギーなどで食べられないっていうお子様も結構いらっしゃいましたんで」

またこの日の取材では開幕直前の会場の雰囲気についても聞くことができました。

【竹下製菓 竹下真由社長】
「結構ですね、色んな言葉が飛び交ってましたし、英語で対応が必要になるときもあって、やっぱここは万博だなと」

【竹下製菓 竹下真由社長】
「各国のパビリオンの外観はどこもできあがってますし、そのデザインがやっぱユニークでそれを見てるだけでも面白い」

県内にはそんな各国のパビリオンを独自の技術で支える企業も…

【大川内記者・リポート】
「こちらのメッシュの生地、これと同じものが、大阪万博の韓国館でも使われています」

韓国のパビリオンの「KOREA」と書かれた側面部分、巨大な膜の製造を担当したのが、多久市でテント倉庫などを製造する、山口産業です。

【松尾賢志郎さん】
「建物の外部にですね、ファサードというものを取り付けて、見た目をガラット変えるというような、刷新するということをやっているんですけれども」

山口産業は設計から施工まで一貫して管理する強みを生かし、大阪万博では、国内外のパビリオンなど14カ所を手がけています。

国内外の設計事務所からこれまでにない程難易度の高い依頼があったといい、こんな苦労も…。

【山口社長】
「海外の設計事務所の意向があまりにも高すぎて、日本の建築基準法に沿わない部分がたくさんあるものですからそこの調整が非常に難しい」

製作期間は約1年半。
図面を何度もやり取りするなど、細かい調整を繰り返して万博を迎えました。

【山口社長】
「万国博覧会でテントの役割がどういったものになってるのかというのを、一度見ていただいて、感じてもらえればと思っております」

【レグナテック 樺島賢吾専務】
「サイドテーブルが4台と、あとはスクリーンが7台会場に並ぶ予定になってます」

佐賀市諸富町にある家具メーカー・レグナテック。
オランダパビリオンのためにオリジナルの家具を製作しました。

【レグナテック 樺島賢吾専務】
「基本的にはオンラインで打ち合わせをして、一度ですね、デザイナーさんがこちらに試作を見に来られて、それで物を見ながら打ち合わせをして」

伝統的な技法・イスカ継ぎを使うことなどオランダのデザイナーの意向も取り入れながら佐賀ならではの逸品に仕上がっています。

【レグナテック樺島賢吾専務】
「イスカ継ぎっていうのをですね、デザインとして表現をしておりまして、あとは佐賀県の太良町のヒノキ材を使っているっていうのも大きな特徴です」

県は「佐賀のものづくり」と「オランダのデザイン」を融合させ世界に通用する製品を作ろうと、10年以上前からオランダ大使館と協定を結んでいて、今回のコラボも県を通じオランダ側から依頼を受けて実現したということです。

【レグナテック樺島賢吾専務】
「私たちが普段やる仕事の中ではそういったアイデアはなかなか出てこないので、大きな刺激となりました」

製品は今週末からアーティストの作品を展示する際などに活躍する予定です。

【レグナテック樺島賢吾専務】
「まだまだ諸富家具とか自社レグナテックの知名度がそこまで高くないので、1人でも多くの方に知っていただけるきっかけになればいいなと」
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