2020/04/27 (月) 12:30

サッカーJ1・サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスは26日、昨年度の経営情報を開示し約20億円の赤字だったことを明らかにしました。

サッカーJ1・サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスは昨年度の当期純損益が約20億円で、2期連続で赤字となったことを明らかにしました。一方で、増資を行ったことで債務超過はまぬがれたということです。
要因として、大口スポンサーの撤退などから広告収入がおととしの年度に比べて14億円あまり少ない約8億円まで減少したことや、複数年契約をしていた選手が多く人件費の削減ができなかったことなどが挙げられました。Jリーグでは、新型コロナウイルスの影響で公式戦が中断し、再開後も無観客での開催が検討されています。

竹原稔社長は、入場料収入が見込めないとしたうえで「他のクラブに比べて資金不足になるのは早いと思う」と危機感を示しました。また今後についてはクラブ存続に向け寄付金の募集やクラウドファンディングなども視野に「いかなる手段をとってでも全力で努力をする」としています。