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「サガテレビ世論調査」オスプレイや西九州新幹線などは様々な意見が【佐賀県】
2022/06/28 (火) 18:30
7月10日投開票の参院選を前に、サガテレビでは先週末に世論調査を行いました。
オスプレイや西九州新幹線など、国策が絡む県政課題が多い中、オスプレイ配備の賛否では賛成意見がリードするなど県民からは様々な意見が聞かれました。
世論調査は、6月25日と26日の2日間、無作為抽出による電話での聞き取りで、県内の18歳以上の男女300人に調査しました。
7月10日に投開票が行われる参院選の投票意向です。
「行く」と答えた人が全体の77.8%、「期日前投票をする」と答えた人と合わせると、全体の95.8%と100%に近い数字となりました。
「投票に行く」の理由としては、「投票に行くのは義務と思うから」と答えた人が最も多く、次いで「1票を大事にしたい」となっています。
一方、「投票に行かない」の理由は、「自分の1票では何も変わらない」と答えた人が最も多く、次いで「興味がない」となっています。
調査時点では、投票に行くと答えた人がほとんどでしたね。
投票率の低下が深刻ですが今回の参院選の投票率がどこまで伸びるかも注目です。
このほか、佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備計画について、意見を聞きました。
こちらをご覧ください。賛成と答えた人は全体の39.7%、反対は30.1%と、賛成が反対を10ポイント近く上回りました。
賛成の理由としては、「地元経済が潤う」と答えた人が最も多く次いで、「佐賀空港の活性化につながる」となっています。
一方、反対の理由は、安全性に不安があるが、67.3%で最も高くなっています。
オスプレイの賛否を巡っては、過去5回と比べてみると、県民の意識の変化が見られました。
2014年9月にオスプレイについて、初めて調査した時は賛成が全体の34.3%反対が41%と反対が多いという結果でした。
しかし、段々差が縮まり、前回、2019年7月の調査では初めて賛成が反対を上回り、今回さらに賛成が数字を伸ばし、10ポイント近くの差をつけました。
北朝鮮のミサイル発射や最近ではロシアによるウクライナ侵攻もあるので、県民の国防への意識が変わっているのかもしれません。
続いては、9月23日に武雄温泉から長崎間が開業する西九州新幹線について意見を聞きました。
西九州新幹線の開業について、「期待しない」と答えた人は全体の6割(59.8%)を占め、「期待しない」が「期待する」を約20ポイント上回りました。
期待する…39.9% 期待しないの理由は、「佐賀が通過されるだけになる」と答えた人が最も多く、次いで、「利用客数が見込めない」となっています。
一方、期待するの理由としては、「地域活性化につながる」と答えた人が最も多く次いで、「佐賀への人の流れの増加」となっています。
続いては、西九州新幹線の整備方式です。
未だ未定となっている新鳥栖から武雄温泉間。国やJR九州、長崎県などが求めている「全線フル規格化」について、意見を聞きました。
全線フル規格化について、賛成と答えた人は全体の42.8%、反対は29.3%で、賛成が反対を10ポイント以上上回りました。
賛成の理由としては、「地域活性化につながる」と答えた人が最も多く次いで、「関西方面に行きやすくなる」となっています。
一方、反対の理由は、「多額の財政負担」と答えた人が最も多く、次いで、「在来線が減少する」となっています。
続いては就任から8年目の山口知事のこれまでの動きに対する支持・評価です。
今回「支持する」「どちらかといえば支持する」と答えた人は、過去6回の調査と比べて最も高い、全体の8割近くを占めました。(79.2%)
12月に投開票が行われる知事選には、今のところ山口知事1人が立候補を表明しています。
ここまでサガテレビ世論調査をお伝えしました。
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