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「顕著な大雨に関する気象情報」変更点は線状降水帯を予測の段階で発表できるように【佐賀県】

2023/05/26 (金) 18:40

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テーマは「顕著な大雨に関する気象情報」についてです。

25日から顕著な大雨に関する気象情報が変わりました。まずは顕著な大雨に関する気象情報がなにかと言いますと、大雨による災害の危険度が急激に高くなっていて線状降水帯により雨が降り続いている状況を解説する情報です。
みなさんも線状降水帯と聞くと大規模な災害の発生につながるのではないかと思うのではないでしょうか。
そこで今回の変更点ですが、これまでは線状降水帯が発生してから情報を発表していましたが、予測の段階で発表するようになります。
線状降水帯が発生するであろうと予測された最大で30分前に発表がありますので、大規模な災害が発生する前に避難行動をとる猶予ができ、より早く命を守る行動につなげることができます。

【キャスター】
本来であれば情報が出る前に避難しておくことが望ましいですが、避難が遅くなった方でも周囲に危険が迫っていることを早く知ることで、自宅の安全な場所に移動するなどの行動にうつすことができますね。

【甲斐気象予報士】
そういうことになりますね。また、気象庁HPの雨雲の動きや今後の雨でも雨がどこで降っているのか、確認することが出来ますが、この情報にも変化があります。これまでは実線の楕円で記されている大雨災害発生の危険度が急激に高まっている線状降水帯の雨域で、実際に降っている場所だけを表していました。そこに新たに破線が加わり、今後10分から30分先にかかる線状降水帯の領域を表すようになりました。これによって何が分かるかと言いますと、円が重なっているということは同じ場所に線状降水帯が居座り続けることになりますので、災害を引き起こすような大雨となる恐れがあるということになります。顕著な大雨に関する気象情報が出るのを待つのではなく、気象庁のHPなども活用して、自分の周りに危険が迫っていないか、情報を得る努力も大事です。
これからの雨のシーズンに向けて気象庁のHPをのぞいてみるのも防災のひとつと言えそうですね。

【キャスター】
週末の天気はどうでしょう。

【甲斐気象予報士】
27日 土曜日は大体晴れそうです。28日 日曜日は曇り空になるでしょう。その先は日差しが少ないですので、27日の日差しを有効に活用してください。28日にかけて気温は高い状態が続き、蒸し暑くなってきそうです。
熱中症だけでなく、食中毒にも注意しておきましょう。
来週月曜日は曇りで、火曜日以降は前線の影響で雨が降る日が続きそうです。
気温は水曜日まで平年並みか高いですが、その後は平年よりも低くなるでしょう。
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