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佐賀市「大和太鼓保存会鼓天童子」“日本一の指導者”とともに優勝目指す【佐賀県】

2024/03/06 (水) 18:19

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佐賀市大和町で活動する大和太鼓保存会の子供たちが3月、和太鼓の全国大会に出場します。日本一の指導者とともに優勝を狙います。

小学2年生から高校3年生の8人で構成する大和太鼓保存会鼓天童子。
平成元年から活動する保存会のジュニアチームです。
ジュニアの県大会で2連覇を果たし、3月、全国大会への出場を控えています。

【野方嘉孝さん】
「鼓天童子は天を突くように手をあげるということ」

指導する、野方嘉孝さん70歳。
2016年、日本太鼓連盟が主催するシニアの全国コンクールで優勝。
優勝者のみが名乗れる太鼓の「名人」で、まさに日本一の指導者なんです。

【天野さくらさん(小6)】
「練習は厳しいけど優しいところもあって楽しい」

【菊池輝さん(高校3年)】
「先生は第二のお父さん。人生を教えてもらった」

練習は週に6日。
和太鼓の基本、打ち込みにかける時間が1時間と大半を占めていて子供たちは技量や体力を身につけます。

【菊池輝さん(高校3年)】
「太鼓って他の音楽と違って音階がないから表現が難しい簡単じゃないからよりのめり込める練習も進んできついことをしようと思う」

いま、練習を重ねているのが全国大会で披露する自由曲です。
野方さんが作曲しています。

【野方嘉孝さん】
「楽譜の線の上が右手。下が左手です。この曲を聞くと私のふるさととみんなが思ってくれるようになりたい」

タイトルは「宝川」

【野方嘉孝さん】
「宝川は嘉瀬川のことなんですが、昔からこのあたりの命の川、生活の川。川があるから生活できるよと宝の川だねと大きい波、緩やかな波、岩に砕ける水の音そういうのをちゃんと表現しようと」

【野方嘉孝さん】
「組太鼓はオーケストラ。それぞれが違うフレーズを打つし音も違うし。同じ心でテンポを共有しながら曲を打っていく。指揮者がいないから心が通じ合ってないと曲が歪んでくる」

【菊池輝さん(高校3年)】
「一番やっぱり太鼓が好きだし上手くなりたいしもっと大きな音を出したりこういう音出したいという気持ちがある」

国内や海外から50チーム近くが参加する全国大会。鼓天童子はこれまで約10回の出場経験があるものの優勝経験はなく、今年の目標はもちろん日本一です。

【天野さくらさん(小6)】
「1位を目指してがんばって支えてくれた人に感謝を伝えたい」
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